長野県の学校内にあるトイレの天井の黒カビ対策

作業内容除カビ・防カビ
作業人数1人
作業時間9:00~17:00
作業面積50平米
作業費160,000円(交通費込み)

施工コメント

こちらは、長野県内の学校内トイレの天井のカビ取り施工です。
長期間使用されていなかったため、毒性の強い黒カビ「アスペルギルス・ニガー」が天井一面に繁殖していました。
このカビは空気中に浮遊する胞子が肺に入ると、高齢者や子供、免疫力が低い人では呼吸器系に深刻な影響を及ぼす恐れがあるため、早期の対処が重要です。

主な発生要因は結露と換気不足で、今回は特に結露によって増殖が広がっている状態でした。

施工後は、カビ菌自体はしっかりと除去していますが、長年の蓄積によって天井の一部に着色(黄色い跡)が残っています。
これはカビが出す色素によるもので、カビ取り剤で除菌・漂白しても落としきれない「染み」です。

見た目以上に、カビの除菌・殺菌が重要です。今回は徹底的なカビ取りで除菌し、防カビ処理を行い、再発しにくい状態に仕上げています。

作業手順

  1. カビ以外の汚れの除去
    まず最初にカビ以外の汚れは洗い流すか拭き取ります。
    変色の可能性がある場合、マスキングテープなどで保護し、必ず換気をしてから施工します。
  2. 除カビ剤を塗布
    全体に塗布後、約30分~1時間程度はカビに液剤を浸透させるために放置します。
    (※カビがひどい場合は、最大24時間まで放置可能な液剤を使用しています。)
    カビに液剤が浸透したら、液剤を洗い流し、水分を拭き取り乾燥させます。
  3. 防カビ剤塗布
    除カビ剤を拭き取り、しっかり乾燥させた後に、防カビ剤を塗布します。
    塗布後は約5分程度、液剤を浸透させるために放置し、浸透しなかった成分は拭き取ります。

ポイント

今回の施工は、使われていなかった学校トイレの天井に広がった黒カビの除去対応でした。
カビの種類はアスペルギルス・ニガーという毒性の強い黒カビで、アレルギーや呼吸器系への影響があり、毒性が強いため、長年使われていないとはいえ学校のような共用施設では特に注意が必要です。

発生原因は、長期間換気されていなかったことによる湿気の滞留と結露の発生でした。

天井全体にカビが広がり、放置されていたことで菌が建材に深く入り込んでいたため、目に見えるカビだけでなく、内部に浸透した菌までしっかりと除去し、防カビ処理を施して再発リスクにも対応。
しかし、長年放置されていた影響で、除去後も天井にカビの色素による着色が一部残る結果となりました。

今回は希望されませんでしたが、この染みは壁紙を変えるなどクロス施工を行うことできれいにすることができますが、費用がかかるので早めの対処が重要です。

カビは見える状態になった時点で、すでにかなり広がっていることが多く、表面だけの掃除では再発する可能性があります。

当社では、専用のカビ取り剤を用いてカビ菌にしっかり浸透・除菌を行い、表面だけでなく内部の菌まで徹底的に処理することで、再発のリスクを抑える施工を行っています。