京都府京都市上京区の住居の壁のカビ取りとクロス施工

施工コメント

窓下の結露と換気不足が原因とみられる広範囲のカビ汚染が見られました。
特に壁の下部を中心に、黒カビが深く根を張っていたため、専用の薬剤による根本除去と十分な乾燥時間を確保しました。

その後、クロス全体を貼り替えることで、見た目の改善だけでなく再発防止にもつなげました。

作業手順

1. カビ以外の汚れの除去
   まず最初にカビ以外の汚れは洗い流すか拭き取ります。
   変色の可能性がある場合、マスキングテープなどで保護し、必ず換気をしてから施工します。
   また、今回はクロス張り替え作業もあったため、クロス剥がしも初めに行いました。
   
2. 除カビ剤を塗布
   全体に塗布後、約30分～1時間程度はカビに液剤を浸透させるために放置します。
   （※カビがひどい場合は、最大24時間まで放置可能な液剤を使用しています。）
   カビに液剤が浸透したら、液剤を洗い流し、水分を拭き取り乾燥させます。
   
3. 防カビ剤塗布
   除カビ剤を拭き取り、しっかり乾燥させた後に、防カビ剤を塗布します。
   塗布後は約5分程度、液剤を浸透させるために放置し、浸透しなかった成分は拭き取ります。
   
4. クロス張り替え
   弊社の協力業者によるクロスの張替え施工を実施しました。
   

ポイント

今回の現場では、壁紙の裏の壁まで生えてしまったカビのを根本から除去するため、壁紙を剥がしてからカビ取り施工をしました。

カビは、放置すると根が深くなってしまい、壁紙の交換だけでは対処できなくなってしまいます。

壁紙の裏まで生えてしまったカビを壁紙の上からのみのカビ取り施工を行うと再発してしまうため、カビの再発リスクを抑えるために、汚染箇所を正確に把握したうえで、薬剤処理としっかりした乾燥を行いました。

また、室内の湿気コントロールが必要な住宅や、カビの出やすい北向きの部屋などでは、再発防止策までを含めた施工が重要です。