横浜市保土ヶ谷の築40年団地のカビ取り施工

作業内容除カビ、クロス施工、光触媒コーティング
作業人数初日2人/最終日1人
作業時間2日間 9:00~18:00
作業面積40平米
作業費200,000円

施工コメント

今回の現場は北側の部屋となっているため、風が当たると窓から1メートルくらいまで結露の影響が出てしまいます。

画像のコンセントあたりが窓から1メートルくらいの場所のため、結露を放置していくと黒カビが四隅から出てきて、さらに黒カビを放置すると広がっていきます。

また、築40年くらいの建物は外断熱の建物が多く、断熱材が入ってないため結露しやすくなっています。

作業手順

  1. カビ以外の汚れの除去
    まず最初にカビ以外の汚れは洗い流すか拭き取ります。
    変色の可能性がある場合、マスキングテープなどで保護し、必ず換気をしてから施工します。
    また、カビが壁紙の奥からきている場合は壁紙を剥がしていから汚れ等を洗い流し、下準備をしていきます。
  2. 除カビ剤を塗布
    全体に塗布後、約30分~1時間程度はカビに液剤を浸透させるために放置します。
    (※カビがひどい場合は、最大24時間まで放置可能な液剤を使用しています。)
    カビに液剤が浸透したら、液剤を洗い流し、水分を拭き取り乾燥させます。
  3. クロス施工
    今回はクロスを剥がしてから施工しているため、クロス張り替えの施工も行います。
    除カビ剤がしっかり乾燥した後にクロス施工を行います。
  4. 光触媒コーティング
    クロスの施工が完了した後、最後にコーティング剤を塗布し、しっかりと乾燥させます。
    これにより、カビが生えづらくなります。

今後の対策

  1. 結露対策
    -断熱シート・断熱カーテンを活用する。
    → 窓からの冷気を遮断し、室内と外気の温度差を抑える。
    -結露吸水テープの貼付や定期的に結露を拭き取る
    → 水滴を吸い取り、カビの発生を防止。または毎日結露を拭き取る。
    -二重窓・内窓の設置
    → 外気との温度差を軽減し、結露そのものを発生しにくくする。
  2. 室内の空気の流れを整える
    -定期的な換気(1日2回以上)
    → 湿気を溜め込まないよう換気することで、カビの繁殖環境を抑制できます。
    -サーキュレーターの活用
    → 空気を循環させて室内の温度・湿度を均一化できます。
  3. 除湿機や除湿剤を使用する
    特に冬場や雨の日は、室内湿度が高くなりがちです。
    湿度は40〜60%を目安に管理しましょう。
  4. カビ予防用のコーティング剤を定期的に塗布
    カビ予防用のコーティングは1回のみではなく、定期的に行うのが大切です。
    効果がどのくらい持続するのかを確認し、効果が切れる前に行いましょう。
  5. 家具の配置に注意する
    壁にピッタリ付けず、数cm隙間を空けて通気を確保しましょう。
    特に北側の壁沿いに家具を置く場合は注意が必要です。