壁に発生したカビを除去する方法と業者に依頼する際のポイント

「家具を動かしたら、その裏の壁にびっしりカビが生えていた」
「お風呂の湿気のせいで、脱衣所に黒いカビが生えてしまった」

カビは常に空気中を舞っているものですが、カビが生えた部屋ではそのカビの量が更に増えています。

もし壁にカビが生えている部屋で長時間過ごしていると、カビによる病気を発症する危険があるので、すぐに除去しなければいけません。

しかし、壁には様々な種類があり、素材によっては個人でカビ取りするのが難しい場合もあります。

また、カビの状態によっては個人でカビ取りできる限界を超えていて、プロに任せるしかない場合もあります。

そこで今回、個人で壁のカビを除去する方法や業者に依頼する際のポイントを中心に解説していきます。

この記事でわかること
・壁のカビ取り方法
・良いカビ取り業者の見つけ方
・壁にカビが発生しやすい場所
・壁のカビを防ぐための対策方法

1.壁のカビ取りは個人でできる?判断するためのポイント
2.個人で壁のカビ取りをする方法
   2-1.壁のカビ取りはカビ取りマイスターキット
   2-2.事前準備・注意事項
   2-3.カビ取りの手順
   2-4.防カビの手順
3.個人でカビ取りが難しいなら業者に依頼する
   3-1.業者にカビ取りを依頼するメリット
   3-2.良いカビ取り業者の見つけ方
   3-3.業者に連絡する前に準備しておくべきこと
4.特に注意すべき!壁にカビが発生しやすい場所とは
   4-1.トイレや洗面所などの水回り
   4-2.外壁に面する壁
   4-3.北側の部屋
5.二度とカビを発生させたくない!壁のカビを防ぐための対策
   5-1.こまめに換気する
   5-2.家具と壁の間に隙間をあける
   5-3.除湿する
   5-4.こまめに掃除する
   5-5.壁に向けて扇風機を回す
6.まとめ

1.壁のカビ取りは個人でできる?判断するためのポイント

壁のカビ取りと言っても、壁にはいくつかの種類があります。

  • 壁紙(クロス)
  • コンクリート
  • 塗装
  • 砂壁
  • 珪藻土

この中で特にカビ取りの難易度が高いものは砂壁珪藻土です。

もし砂壁や珪藻土にカビが発生した場合は、できれば業者に頼むようにしましょう。

どうしても個人で行いたい場合は、後ほど紹介するカビ取りマイスターキットのスタンダードキットを購入し、ハケではなく噴霧器を使用してカビ取りすることになります。

そして壁紙や塗装壁などカビ取りができる壁だった場合は、カビの状態や発生場所などで個人でできるか判断することになります。

□カビの範囲が1㎡以上ある
□複数個所にカビが発生している
□目線よりも高い位置にカビが発生している
□天井にもカビが発生している
□壁紙がめくれている
□壁が膨らんでいる
□壁が濡れている
□自分でカビ取りしたが再発した
□自分でカビ取りしたがカビ臭さが残っている

以上のチェックリストの中で当てはまる項目があるようでしたら、個人で行うよりも業者に任せた方がいいでしょう。

それではその理由を詳しく説明します。

□カビの範囲が1㎡以上ある
□複数個所にカビが発生している
□目線よりも高い位置にカビが発生している
□天井にもカビが発生している

カビの範囲が1㎡以上あったり、複数個所にカビが発生したりしている場合は、すでに広範囲に広がっているため、個人でカビ取りしても完全に除去することは難しい可能性が高いです。

また、天井や目線よりも上のカビ取りは、常に上を向いて作業することになってとても大変ですし、脚立から落下する恐れもあり危険です。

ちなみに天井にカビが発生していると、壁の下の方に発生している状態と比べて拡散するスピードが非常に速くなっています。

天井のカビの発生からしばらく経っている場合、すでに部屋全体にカビが広がっているかもしれません。

カビを根絶させるためには、やはりカビ取り業者などのプロに依頼するのがベストでしょう。

□壁紙がめくれている
□壁が膨らんでいる
□壁が濡れている

壁紙がめくれていたり、壁が膨らんでいる場合は、壁紙の裏や塗装の下にカビが発生している可能性があります。

その場合は壁紙や塗装を剥がしてカビ取りしなければいけないため、個人で行うことは難しいです。

また、壁が濡れている状態の時は漏水や雨漏りなどが発生しているかもしれません。

その場合は修理が必要になるので、やはり業者に任せるしかないでしょう。

□自分でカビ取りしたが再発した
□自分でカビ取りしたがカビ臭さが残っている

自分でカビ取りしたのに、再発したり、臭いが残っていたりしている場合は、カビを完全に除去できていない可能性があります。

カビは非常にしぶといため、わずかでも残っているとそこから再び繁殖していきます。

再度カビ取りをしても、またカビを根絶させることができず再発を繰り返すかもしれません。

無駄な費用や時間を費やさないためにも、一度プロに現状を見てもらいましょう。

2.個人で壁のカビ取りをする方法

カビ取りできる種類の壁で、1.壁のカビ取りは個人でできる?判断するためのポイントのチェックリストに当てはまらない場合は個人でもカビ取りが可能です。

しかし、お風呂などのカビ取りと違って、最後に流水をかけたりできない場所なので市販のカビ取り剤の使用はお勧めできません。

市販のカビ取り剤の多くは、次亜塩素酸ナトリウムと水酸化ナトリウムの混合溶液です。

水酸化ナトリウムは皮膚や粘膜に触れると炎症を起こしたり、目に入ると失明する恐れもある危険なものです。

また、乾いても再度水に溶けると強アルカリ性の液体に戻ってしまいます。

そのため壁紙のようにカビ取り後に成分が残留する恐れのある場所で使用するのは控えた方がいいでしょう。

では、どのようなカビ取り剤を使用すればいいのでしょうか。

ここでおススメしたいのが、カビ取りマイスターキットです。

2-1.壁のカビ取りはカビ取りマイスターキット

カビ取りマイスターキットの除カビ剤は水に分解できる次亜塩素酸を主成分に作られており、水酸化ナトリウムは含まれていません。

安全性を徹底的に追及して開発したカビ取り剤ですので、ペットや小さいお子様、抵抗力の弱いご家族がいるご家庭でも安心してご使用いただけます。

もちろん安全性が高いだけではありません。

普段カビ取り業者が使用している液剤を誰でも手軽にできるように改良した商品なので、業者と同レベルの液剤でカビ取りすることができます。

また、カビ取りマイスターキットは防カビ剤もセットになっています。

この防カビ剤は401種類のカビ菌に有効であることが証明されています。

カビを死滅させてから防カビすることで、カビが発生しやすい壁でも再発を防ぐことが可能です。

今回はこのカビ取りマイスターキットを使用したカビ取り方法をご紹介します。

2-2.事前準備・注意事項

カビ取り作業をする前に、まずは必要なものの準備をします。

①カビ取り作業する時に身に付けるもの

カビ取りする際は以下のものを身に付けるようにしてください。

身に付けるもの
・マスク
・ゴム手袋
・ゴーグル
・長袖の服(色落ちしても問題ないもの)

万が一カビ取り剤が付着してもいいように、ゴーグルやマスク、ゴム手袋を身に付け、服装も長袖にしてください。

カビ取りマイスターキットの除カビ剤には漂白効果があるため、服に付着すると色落ちする可能性があります。

色落ちしても問題のない服を着用するようにしましょう。

またカビ取り作業中はカビの胞子が舞っているため、大量に吸い込むとカビアレルギーを発症する恐れがあります。

しっかりマスクをして、可能であれば作業用のマスクを着用するようにしてください。

②カビ取りで必要なもの

カビ取りで使用するカビ取り剤と道具のご紹介です。

用意するもの
・カビ取りマイスターキット一式(ライトキットorスタンダードキット)
・雑巾
・養生シート(必要であれば)
・養生テープ(必要であれば)
・脚立や踏み台など(高い箇所のカビ取りをする場合)

カビ取りの際にカップやハケを使用しますが、カビ取りマイスターキットの中に含まれています。

スタンダードキットを使用される方は噴霧器、防毒マスク、保護メガネも付属でついているので、是非そちらもご使用ください。

壁の周りに除カビ剤が付着したら困るものがあるようでしたら、養生シートや養生テープで覆ってください。

③注意事項

カビ取りをする際に守っていただきたいことは以下の内容です。

  • 必ず換気する
  • 他の液剤と混合しない
  • 目立たないところで試してから作業を行う

カビ取りの際は必ず換気を行い、他の液剤と混合するようなことはしないでください。

また、除カビ剤には漂白効果があるため、色落ちなどの恐れがあります。

目立たない場所で試して、問題がなければカビ取りを行うようにしましょう。

手すりやドアノブ、配管などの鉄部はさびてしまうため、除カビ剤が付着した際は水拭きしてください。

2-3.カビ取りの手順

必要なものを揃え、部屋の換気ができたらカビ取り作業を始めます。

カビ取りは以下の流れで行ってください。

①除カビ剤をカップに注ぐ
②ハケで除カビ剤を塗る
③10~30分放置する
④雑巾で除カビ剤を拭き取る

①除カビ剤をカップに注ぐ

キット付属のカップに除カビを注いでください。

②ハケで除カビ剤を塗る

カビが発生している部分やその周辺に除カビ剤を塗っていきます。
目視できるカビから50㎠~1㎡周辺もカビ取りしてください。
ハケを使い、下から上に向かって液剤を塗るようにしましょう。
液剤が垂れてしまったら、跡が残らないように雑巾で拭いてください。

③10~30分放置する

除カビ剤が浸透するまで10~30分ほど放置します。

④雑巾で除カビ剤を拭き取る

雑巾で除カビ剤を拭き取ります。
乾拭きでも水拭きでも構いません。
拭き取った後は自然乾燥させてください。

2-4.防カビの手順

カビを除去できたら、そのまま防カビ作業に入ります。

今回はハケを使用する方法で紹介しますが、スプレーボトルに入れて噴霧するやり方もあります。

①カップに防カビ剤を注ぐ
②ハケで防カビ剤を塗る
③自然乾燥させる

①カップに防カビ剤を注ぐ

除カビ剤を入れていたカップとハケをしっかり水洗いしてください。
その後、カップに防カビ剤を注ぎます。

②ハケで防カビ剤を塗る

カビ取りした箇所に防カビ剤を塗っていきます。
ハケを使用し、下から上に塗るようにしてください。

③自然乾燥させる

防カビ剤が乾くまで、自然乾燥させます。
これで作業は終了です。

3.個人でカビ取りが難しいなら業者に依頼する

1.壁のカビ取りは個人でできる?判断するためのポイントに当てはまる項目がある場合は個人でカビ取りするのが困難なため、業者に依頼するようにしましょう。

また、当てはまる項目がないけど妊娠中や高齢者など体力や健康面に不安がある方、個人でカビ取りするのは大変だからプロに任せたいという方も一度業者に相談してみてください。

3-1.業者にカビ取りを依頼するメリット

普段カビ取りを自力で行っている方だと、

「今まで自分でやってきたし、わざわざお金を払ってまで業者に依頼するメリットってなに?」

と思うかもいるかもしれません。

業者に依頼する最大のメリットは「再発率が低いため、カビ取り作業から解放される」ということではないでしょうか。

カビ取りは個人で行うには限界があるため、カビを完全に除去できないことがあります。

そうなるとカビは再発を繰り返し、その度にカビ取りをしなければならないため、カビ取りにたくさんの時間を費やすことになります。

しかし、一度業者に徹底的にカビ取りをしてもらえば、その後のカビの再発を防ぐことができます。

そうすれば今までカビ取りに費やしていた時間を無くし、日々の生活にゆとりを持つことができるでしょう。

3-2.良いカビ取り業者の見つけ方

3-1.業者にカビ取りを依頼するメリットで、業者にカビ取りをしてもらえば再発を防げるとお伝えしましたが、あくまでそれは良いカビ取り業者に施工してもらった場合の話です。

カビ取り業者と言っても、経験や技術力などに差があるため、良くない業者に依頼するとカビを完全に死滅させることができず、結局再発を繰り返してしまうということがあります。

そうならない為にも、知識や技術力があり、経験が豊富な業者を選ぶようにしましょう。

そして良い業者を探すために一番手っ取り早い方法が、カビ取り業者の公式のホームページを見ることです。

しっかりとした業者の場合、ホームページにこれまでの施工件数や実績、強みとしている部分などが記載されているでしょう。

いくつかの業者と見比べながら、信頼できるカビ取り業者を探してみてください。

選ぶ際にポイントにしてほしい部分は以下の内容です。

□施工件数が多く、実績がある
□カビの知識が豊富
□カビ取り後に再発防止のアドバイスをくれる
□数値などを用いて分かりやすく説明してくれる
□カビ取り剤にこだわっている
□防カビにも力を入れている
□依頼したらすぐに対応してくれる
□明朗会計である

当てはまる項目が多いほど、良いカビ取り業者の可能性が高いでしょう。

しかし、「知識が豊富」「再発防止アドバイスをくれる」などホームページを見るだけではわからないこともあります。

それらを判別するためには、カビ取り業者に相談したり、現地調査してもらったりすることをおススメします。

弊社は官公庁・上場企業から個人住宅まで5000件以上の施工実績があります。

また、海外の大学と提携して独自の液剤を開発したり、世界初技術としてカビ取り特許工法取得【特許第7029132号】などもあります。

お客様に寄り添った提案ができるようにスタッフの教育にも力を入れておりますので、もしどのカビ取り業者に依頼すればいいのか悩んでいるようでしたら、是非一度カビ取りマイスターにご相談ください。

3-3.業者に連絡する前に準備しておくべきこと

カビ取り業者に電話かメールをする前に事前準備をしておきましょう。

まず以下の情報がわかっていると、業者とのやり取りがスムーズに進みます。

  • カビが発生した場所はどこか
  • カビの範囲はどれくらいか(目安でもいいですが、可能であればメジャー等で計測してください)
  • カビが発生した時期はいつか
  • カビの色や特徴について

メールで依頼する場合は、以下のものを求められることがあるので準備しておくといいしょう。

  • カビが発生した部分の写真
  • 間取り図や図面

間取り図や図面などは手元にない方も多いと思うので、これらの準備は可能な範囲で大丈夫です。

4.特に注意すべき!壁にカビが発生しやすい場所とは

ここまでカビが発生した時の対処方法をご紹介してきました。

しかし、そもそもカビが発生しなければ、カビ取りをするということはありません。

では、なぜ壁にカビが発生してしまうのでしょうか。

まずカビは以下の条件が揃った時に発生しやすいと言われています。

  • 温度20℃~30℃
  • 湿度70%以上
  • カビの栄養分がある
  • 酸素がある

湿度に関しては、70%以下でも局所的に結露していたりすると、そこだけカビが発生しやすいということもあります。

そして自宅の中には、この条件が揃いやすい場所があります。

4-1.トイレや洗面所などの水回り

水回りは湿度が上がりやすいため、カビの発生頻度が高いです。

例えば、脱衣所はお風呂のドアを開け閉めするため湿度も温度も上がりやすいです。

また、トイレの場合は常に水を溜めているので湿度が上がりやすいですし、トイレという性質上汚れやすいのでカビの栄養もたくさんあります。

もしトイレのタンクにカビが発生していると、水を流した時に便器に流れ込み、そのカビが浮遊して壁に付着し、繁殖していくというケースもあります。

4-2.外壁に面する壁

室外と室内の気温差が大きい時に、窓が結露するところを見たことがある方は多いと思います。

実は窓だけでなく、壁も結露することがあります。

そしてそれが起こりやすいのが外壁に面している壁です。

外側の壁は外気に触れているため冷えやすく、室内の温度が高くなればなるほど結露しやすくなります。

築年数の古い建物だと断熱材が入っていないことも多いため、そのような建物だと特に結露が発生しやすいです。

そして厄介なのが、窓などの結露よりも壁の結露の方が対策が難しいということです。

窓の場合は水滴が付く表面結露なので、こまめに拭いたり、結露防止シートを貼ってカビ対策ができます。

しかし壁の場合は表面結露だけでなく、内部結露も起こします。

内部結露とは部屋の暖かい空気が壁の内部に侵入し、壁内に結露を起こすことです。

表面結露と違って目に見えないため、結露を起こしていることにすら気付くことができません。

壁の中で湿度の高い状態が続き、知らないうちにカビの繁殖や腐食が起こり、気付いた時には手が付けられないほど進行しているということもあるのです。

4-3.北側の部屋

北側の部屋は日当たりが悪いため、湿気が溜まりやすい傾向にあります。

また、カビは紫外線に弱いですが、日当たりが悪い部屋はその除菌効果も受けにくくなっています。

そして北側の部屋でも特に3階までの低層階にお住まいの方は注意が必要です。

低層階は地面の湿気の影響を受けやすいため、高層階と比べてもカビが発生しやすくなっています。

5.二度とカビを発生させたくない!壁のカビを防ぐための対策

4.特に注意すべき!壁にカビが発生しやすい場所とはでご紹介した場所は、何か対策を取らない限りカビが発生しやすい状況が続いてしまいます。

そこで大事なのが、日々のカビ対策です。

5-1.こまめに換気する

梅雨など湿度が高い時期は部屋の空気が湿っぽくなりがちです。

晴れた日は積極的に窓を開けて、換気させることで湿っぽい空気を排出して、乾いた空気を取り入れることができます。

また、窓を1か所開けるだけではなく、複数の窓を同時に開けることで空気が循環しやすくなります。

そして窓を開けることは湿気を逃すだけでなく、外気温と室内温度の差を小さくする役割もあります。

壁の結露は外と室内の温度差が大きいことが原因なので、温度差を小さくすることは結露を防ぐことにもなります。

5-2.家具と壁の間に隙間をあける

ほとんどの方は家具を壁にぴったりとくっつけて設置されていると思います。

しかし家具の裏は暖房を使用しても温度が上がらず、壁と家具の間が結露しやすくなります。

また隙間がないと空気が滞留しやすくなります。

滞留する場所には埃が溜まりやすくなりますし、こもっている湿気も逃がしにくくなります。

これではカビが発生しやすい条件が揃ってしまいます。

そこで家具と壁の間に数センチ程度でいいので隙間をあけるようにしましょう。

これにより家具の裏も空気が循環するようになるので、カビを防ぐことができます。

5-3.除湿する

室内の温度が高い状態が続けば、やはりカビが発生しやすくなります。

カビは湿度が60%を超えたあたりから活動を始め、湿度が高いほど繁殖の速度が速くなっていくものです。

気象庁のデータによると、2021年に東京の相対湿度が60%を超えていたのは3月から12月と10ヶ月間もありました。

特に7月から9月は相対湿度が80%を超えているため、非常にカビが繁殖しやすい環境と言えます。

湿度が高い時は、除湿機やエアコンの除湿機能を使用して湿度を下げるようにしましょう。

もし湿度が高いかどうかわからないということでしたら、湿度計を購入することをおススメします。

湿度計があると、目で見てわかるため常に意識できるようになります。

5-4.こまめに掃除する

カビは非常に小さい胞子のため目には見えませんが、常に空気中を漂っています。

部屋に埃や汚れがあるとそこにカビの胞子が付着し、それらを栄養にして繁殖します。

カビは栄養がないと生きることはできませんが、カビはしぶといため少量の栄養でも繁殖することが可能です。

こまめに掃除し、カビが繁殖するための栄養を絶つようにしてください。

また、空気清浄機を設置することで、空気中の埃やカビの胞子を減らすことができるので、掃除と併せて使用することをおススメします。

5-5.壁に向けて扇風機を回す

4-2.外壁に面する壁でお伝えした通り、壁は内部結露を起こすことがあります。

表面結露は表面に水滴が付くので拭き取ることができますが、内部結露はそのようなことができません。

そこでおススメしたいのが、壁に向けて扇風機を回すという方法です。

風を当てることで壁を乾燥させることができます。

エアコンで除湿しながら、扇風機を回すと更に効果的ですので、湿度が高いと感じたら試してみてください。

6.まとめ

今回は壁に発生したカビを除去する方法と業者に依頼する際のポイントを中心にご紹介してきました。

個人でカビ取りできるか、業者に依頼するべきか迷った時は以下のチェックリストを活用してみてください。

□カビの範囲が1㎡以上ある
□複数個所にカビが発生している
□目線よりも高い位置にカビが発生している
□天井にもカビが発生している
□壁紙がめくれている
□壁が膨らんでいる
□壁が濡れている
□自分でカビ取りしたが再発した
□自分でカビ取りしたがカビ臭さが残っている

もし当てはまる項目があるようでしたら、カビ取り業者に依頼してみましょう。

そしてカビ取り業者に依頼する時は、事前に業者のホームページを確認したり、無料相談や現地調査などをしてもらってください。

以下のチェックリストに当てはまる項目が多い業者ほど、良いカビ取り業者である可能性が高いです。

良いカビ取り業者を見つけるためのポイント

□施工件数が多く、実績がある
□カビの知識が豊富
□カビ取り後に再発防止のアドバイスをくれる
□数値などを用いて分かりやすく説明してくれる
□カビ取り剤にこだわっている
□防カビにも力を入れている
□依頼したらすぐに対応してくれる
□明朗会計である

弊社でもこれまでたくさんの壁のカビ取りを行ってきましたので、知識や経験、そして実績があります。

もしどのカビ取り業者が良いのか分からないということでしたら、是非一度カビ取りマイスターまでご相談ください。

この記事によって皆さまの壁のカビの悩みが無くなることを願っています。