こんなに違う!業者のカビ取りと個人のカビ取りの差とは

「自分でもカビ取り剤でカビ取りできるけど、業者に頼む理由はあるの?」

「どのレベルまでカビが広がったら、カビ取り業者に依頼した方がいいんだろう?」

日頃からカビに悩まれている方で、このようなことを考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

カビは繰り返し発生するため、毎回カビ取りを頼んでいたら費用が掛かってしまいます。

そのため費用を抑えるために、日々カビ取りに奮闘している方も少なくありません。

しかし、それは間違った選択かもしれません。

そもそもカビが繰り返し発生するのは、市販のカビ取り剤では根本からカビが除去できないことが原因の可能性があります。

実は弊社のカビ取りマイスター施工と市販のカビ取り剤で除カビした場合では、カビの再発度が大きく違います。

お風呂のカビ取り依頼されたお客様の例

弊社にご依頼くださったお客様は、今まで市販のカビ取り剤を使用して自力でお風呂のカビ取りをされていました。

しかしお客様の場合、時間を掛けてカビ取りしてもすぐに再発してしまっていたそうで、1週間に1回のペースでカビ取りをされていました。

これではせっかくの休日もカビ取り作業で潰れてしまいます。

そこでお客様はカビ取りマイスターにご相談くださり、カビ取りの施工をすることになりました。

施工からしばらく経った頃、カビが再発していないという嬉しいご報告が届きました。

「カビが再発しなかったおかげで、時間の節約にもなりました。家族も喜んでいます」

このように、カビ取りの手間が無くなって喜んでいるお客様はたくさんいらっしゃいます。

カビがまだ狭い範囲で根深くない段階であれば個人でのカビ取りも可能ですが、再発を繰り返している場合などは少し費用が掛かっても業者に頼んでしまった方がいいケースがあります。

個人でやるべきか業者に頼むべきか判断する為にも、まずはそれぞれのカビ取りのメリット・デメリットを知る必要があります。

この記事でわかること
・個人でカビ取りする場合のメリット
・デメリット ・個人でのカビ取りと業者のカビ取りの違い
・どのレベルのカビから業者に頼むべきなのか判断する方法

1.業者と比較した場合の個人でカビ取りするメリット・デメリット
   1-1.【個人でやるメリット】費用が安くて自分のペースでできる
   1-2.【個人でやるデメリット】手間が掛かる
   1-3.【個人でやるデメリット】再発リスクが高い
   1-4.【個人でやるデメリット】体調不良を起こす場合がある
   1-5.【個人でやるデメリット】場所によってはそもそも個人でカビ取りできない
2.カビ取り業者の優れているところ
   2-1.厳しいカビの技能研修を受けている
   2-2.自社開発の液剤を使用している
   2-3.除カビだけでなく防カビにも力を入れている
3.カビ取り業者に依頼するか迷った時の判断ポイント
4.まとめ

1.業者と比較した場合の個人でカビ取りするメリット・デメリット

まずは個人でカビ取りする場合のメリットとデメリットを紹介します。

個人でカビ取りするデメリットは、逆を言うと業者に頼むと解決できる部分でもあります。

メリットデメリット
・費用が安く済む
・やりたい時に自分のペースでできる
・手間が掛かる
・再発するリスクが高い
・体調不良を起こす場合がある
・場所によってはそもそも個人でカビ取りできない

1-1.【個人でやるメリット】費用が安くて自分のペースでできる

やはり個人でカビ取りをする一番のメリットは費用が安いことです。

カビ取り剤は、ドラッグストアやホームセンターなどで数百円から購入できますし、他にゴム手袋やマスクなどを購入しても大した金額にはなりません。

そしてもう一つのメリットが自分のペースでできること。

カビ取り業者に依頼した場合、知らない人が自宅を訪れて数時間作業することになります。

業者が来る日に合わせてスケジュールを調整することもないですし、土日でも夜中でも「カビ取りしよう」と思ったらいつでもできます。

1-2.【個人でやるデメリット】手間が掛かる

個人でカビ取りするデメリットの一つは手間が掛かることです。

例えばお風呂のカビ取りを行う場合は以下のような流れになります。

①カビ取りの準備をする
②カビ取り作業する
③カビ取り剤を流す
④水気を除去する
⑤乾燥させる

①カビ取りの準備をする

自力でカビを行う場合には、カビ取りに必要なものは全て自分で準備する必要があります。

用意するもの
・市販のカビ取り剤
・スクイージー(雑巾でも可)
・中性洗剤
・スポンジ
・ゴム手袋
・マスク
・ゴーグル
・長袖の服

ジョンソン カビキラー

出典:amazon

塩素系のカビ取り剤は皮膚に付着すると肌が荒れてしまったり、目に入ると失明する恐れがあるので、必ずゴム手袋、マスク、ゴーグル、長袖の服を身に付けるようにしてください。

また、塩素系カビ取り剤に「まぜるな危険」という文字が書かれていることが多いです。

カビ取り剤に使用されている次亜塩素酸ナトリウムは漂白や殺菌作用があるためカビの菌にも効きます。

しかし、この次亜塩素酸ナトリウムに酸性の物質が混ざると有毒な塩素ガスを発生させる恐れがあります。

塩素ガスというのは、最悪の場合死亡事故にも繋がってしまうほど危険なものです。

必ず換気して行うようにしてください。

また、カビ取り剤をいきなり吹きかけず、先に水垢やヌメリなどの汚れを落とすことが大事です。

通常のお風呂掃除と同じように中性洗剤とスポンジで洗った後、スクイージーなどを使って水気を取ってください。

②カビ取り作業する

カビの生えている部分にカビ取り剤を吹きかけます。

天井の場合は液だれして液剤が目に入る可能性があるので気を付けながら、塗布していきます。

カビ取り剤を浸透させるために10分ほど時間を置きます。

③カビ取り剤を流す

カビ取り剤を塗布して時間を置いたら、シャワーでカビ取り剤を流していきます。

市販の塩素系カビ取り剤には、水酸化ナトリウムが含まれています。

これは残留すると人体に悪影響を与えるため、残らないようにしっかりと流すようにしてください。

④水気を除去する

スクイージーや雑巾を使って、水気を取り除いていきます。

水気が残っているとそこからカビが生えやすくなるので、水気を拭き取るようにしましょう。

⑤乾燥させる

窓を開けたり、換気扇を回したりして、しっかりと乾燥させてください。

以上でカビ取りは終了です。

このように、範囲が狭く、お風呂のように最後に水でカビ取り剤を流せる場所ならカビ取りもやりやすいですが、カビ取り剤を使用できない場所だったり、範囲が広くて数時間もしくは数日掛かってしまうというケースだと非常に手間が掛かってしまいます。

1-3.【個人でやるデメリット】再発リスクが高い

先ほど紹介したお風呂場のように、水で流せる場所であればカビに効く塩素系のカビ取り剤を使用できますが、水拭きできない壁や木材などの場合は表面を傷めてしまう恐れがあり、カビ取り剤を使用することができません。

カビ取り剤が使用できないということは、カビを完全に除去することが難しくなります。

すると残っているカビから繁殖していき、あっという間に元に戻ってしまうことがあります。

他にも、素人だと気づかないような場所にカビが発生していることがあり、その場合はいくら見えるところのカビ取りをしても再発を繰り返してしまうので注意が必要です。

1-4.【個人でやるデメリット】体調不良を起こす場合がある

塩素系のカビ取り剤は酸性と混ざることで有毒な塩素ガスを発生する恐れがあり、最悪の場合死に至ることもある危険なものです。

また、カビ自体もマイコトキシンという毒素を排出しているため、吸い込むことで体調が悪くなることがあります。

特に妊娠中や疾患があってカビの影響を受けやすい方、ご高齢などで体力面に不安をお持ちの方などは、カビ取りすることをおススメ出来ません。

1-5.【個人でやるデメリット】場所によってはそもそも個人でカビ取りできない

  • 床下
  • 天井
  • 壁紙の裏

このような場所にカビが発生した場合は、個人でカビ取りすることが非常に難しいです。

天井の場合は脚立を使えばできないことはないですが、脚立から落下する可能性や液だれを起こして自分に掛かってくる恐れがあります。

また液だれを起こしやすい所はカビ取り剤が十分に染み込まずに、再発するリスクが高まります。

これだけ苦労してカビ取りしても、すぐに再発してしまったら絶望的な気持ちになるでしょう。

またカビの範囲が広い場合も、すでに個人でカビ取りできる限界を超えていると考えた方がいいです。

本来カビは目に見えないほど小さいものですが、繁殖することによって目視できるようになります。

目視できるカビが1㎡を超えている場合、見えないカビも部屋中に広がっている恐れがあります。

個人で頑張ってカビ取りしてもカビの繁殖スピードに追い付かない可能性が高いので、プロに頼んだ方がいいと思います。

2.カビ取り業者の優れているところ

個人でのカビ取りだと場所によってはカビの除去ができなかったり、除去出来ても再発リスクが高かったり、問題がいくつかあります。

しかしカビ取り業者に依頼すると、その問題はほぼクリアできます。

では、何故カビ取り業者はそこまで徹底的にカビの除去ができるのでしょうか。

それは以下の3つにあります。

  • 厳しいカビの技能研修を受けている
  • 自社開発の液剤を使用している
  • 除カビだけでなく防カビにも力を入れている

2-1.厳しいカビの技能研修を受けている

プロのカビ取り業者の場合、菌数測定機を使って菌数検査し、発生原因やカビの種類、カビの生え方などを調査します。

この調査をすることで正確にカビ取りを行うことができますし、原因を突き止めることで防カビやカビ対策も行うことができます。

そして弊社のスタッフは、皆が日本建築防黴協会のカビ対策技術者試験にクリアしておりますし、厳しい技能研修も受けているため、カビの知識も技術も優れたスタッフが集まっています。

2-2.自社開発の液剤を使用している

弊社の場合、日本よりもカビが発生しやすいブルネイで実験を行い、5000件以上のカビ取り施工の経験を元に独自にカビ取りの液剤を開発しております。

病院・官公庁・上場企業など、厳しいカビ取りレベルを求められる現場でも使用し、すでに高い評価を得ているカビ取り剤を使っているので、根深いカビでも除去することが可能です。

また、市販のカビ取り剤の場合は、除カビ後に液剤が残ると体に悪影響を及ぼす可能性がありますが、弊社が使用しているカビ取り剤は主に次亜塩素酸ナトリウムと炭酸ナトリウムで作られていて、乾燥後は食塩になるようになっています。

そのため、赤ちゃんやペット、ご高齢の方がいらっしゃるご家庭でも安心です。

2-3.除カビだけでなく防カビにも力を入れている

弊社ではカビの除去を終えた後にも、以下の流れで防カビを行っています。

①防カビその1(成長阻害)
②防カビその2(カビ胞子殺菌)
③カビ再発防止のアドバイス

①防カビその1(成長阻害)

発生している菌に効果があることが証明された防カビ剤を使いコーティングしていきます。この防カビ剤は、新しいカビがついても成長を抑制する効果があります。

②防カビその2(カビ胞子殺菌)

浮遊菌が壁などに付着した際、瞬時に殺菌するためのコーティングを行います。

このようにカビ取り後に防カビを2回行うことで、カビの再発を極限まで防いでいきます。

③カビ再発防止のアドバイス

カビが室内に発生するには原因があります。

例えば、湿度が60%以上で気温が20℃以上、栄養源と水分がある場所をカビは好みます。

つまり、湿気があり通気性が悪い場所のまま放置しているとカビがまた発生する恐れがあるのです。

弊社ではカビ取り後に、除湿や換気、空調などカビの再発を防ぐためのアドバイスもしております。

また、壁紙の貼り換えなど工事が必要な場合には、最適な方法のご提案もさせていただいています。

3.カビ取り業者に依頼するか迷った時の判断ポイント

すでに個人では対処できないほどカビが進行している場合は、いくら頑張っても完全に除去することができません。

例えば、壁紙の表面ではなく裏側にまでカビが生えてしまった場合などです。

壁紙を剥がして裏面までカビ取りをしなければ、カビを根源まで除去したことにならず、再発を繰り返します。

これでは壁の表面のカビ取りをしても、いたちごっこになるだけで、せっかくの頑張りが無意味なものになってしまいます。

だからこそ個人で対処が無理だと思ったら、早く見切りをつけてプロに頼みましょう。

個人でできるのか、業者に依頼するべきなのか迷ったら以下の項目に当てはまるものがあるか確認してみてください。

  • 何度もカビが再発している(塗装や壁紙の裏にカビが生えている可能性あり)
  • 天井や身長より高い位置にカビが生えている
  • 漏水やひどい結露で修理が必要
  • カビが1㎡以上広がっていて自力では限界がある
  • カビ取りをしても見えない部分のカビ臭さがなくならない
  • 壁紙の裏からシミのように黒いカビがにじんでいるように見える(壁紙を剥がして施工しなければ除去が難しい)

規模や範囲が大きすぎる場合や専門的な工事を必要とする場合には、ぜひプロのカビ取り業者に相談してみてください。

4.まとめ

今回は個人でやるカビ取りと業者がやるカビ取りの違いについてご紹介しました。

小規模で、お風呂場など水で流すことのできる場所でしたら、市販のカビ取り剤でのカビ取りが可能です。

手の届かない部分や広範囲にカビが広がってしまった場合や、壁紙の裏などにカビが生えてしまった場合は、個人では難しいと考えた方がいいでしょう。

弊社ではカビ取りを施工する際、養生でしっかりとガードし、自社開発の液剤を使うことで安全性を保ちながら効率的に除カビを行っています。

また、その後に防カビコーティングを行うことで、カビの再発も防いでいます。

もし今カビに悩んでいて、カビ取り作業に時間を費やしているようでしたら、一度弊社にご相談ください。

お客様が日々のカビの悩みから解放されるよう、お手伝いさせていただきます。