【プロが教える】梅雨のジメジメした玄関のカビ対策と正しいカビ取り方法

「玄関に湿気がこもりやすくて、いつもジメジメしている」
「傘立てを動かしたらその下にカビが生えていた。どうやって除去すればいいのだろう」

玄関は自宅の中でも一番人が訪れる場所なので、できるだけ綺麗に保っていたいと考える方も多いと思います。

しかし、玄関は屋外と繋がっているため、外の湿気や汚れが持ち込まれやすく、カビの発生リスクが高い場所です。

そしてこのような場所にカビが生えると、一気に繁殖してしまう恐れがあります。

そうならないためにもまずはカビを予防して、もし生えてしまった時は早急に対処することが重要です。

そこで今回、玄関にカビが生えないようにするための対策と、カビが生えてしまった時の除去方法について解説します。

玄関のカビにお困りの方は、是非この記事を参考にしてみてください。

この記事でわかること
・玄関にカビが生える原因
・玄関のカビ対策
・玄関のタイルのカビ取り方法
・玄関の壁のカビ取り方法
・自力でカビ取りできない場合の対処方法

1.玄関にカビが生えやすい原因
   1-1.濡れた靴や傘が持ち込まれる
   1-2.玄関ドアが結露する
   1-3.外の湿気の影響を受けやすい
   1-4.風通しが悪い
   1-5.外から汚れが持ち込まれやすい
2.玄関をカビから守るための対策
   2-1.濡れた靴や傘はしっかりと乾かす
   2-2.ドアを開けて換気する
   2-3.下駄箱の中に除湿剤を入れる
   2-4.こまめに掃除をする
3.玄関のタイルに生えたカビを除去する方法【酸素系漂白剤】
   3-1.事前準備・注意事項
   3-2.カビ取り手順
4.玄関のタイルに生えたカビを除去する方法【カビ取り剤】
   4-1.事前準備・注意事項
   4-2.カビ取り手順
5.玄関の壁に生えたカビを除去する方法【消毒用エタノール】
   5-1.事前準備・注意事項
   5-2.カビ取り手順
6.玄関の壁に生えたカビを除去する方法【カビ取り剤】
   6-1.事前準備・注意事項
   6-2.カビ取り手順
7.下駄箱に生えたカビを除去する方法
8.自力でカビ取りが難しいならカビ取り業者に依頼する
9.まとめ

1.玄関にカビが生えやすい原因

カビが生える場所には4つの条件が揃っている必要があります。

その4つの条件というのは「湿度」「温度」「栄養源」「酸素」です。

①湿度
カビは湿度が高い環境で繁殖します。
湿気の多い場所や水がたまりやすい場所はカビの発生リスクが高まります。
湿度が60%以上の状態が続くと、カビの成長に適した環境となります。

②温度
カビは比較的温暖な環境で成長します。
一般的には20〜30℃の範囲が最適な温度帯ですが、一部のカビは低温や高温でも生存し、成長します。

③栄養源
カビは有機物を栄養源にして繁殖します。
例えば、木材、壁紙、布、食品、埃などがカビの栄養源となります。
これらの有機物が湿った状態にあると、カビはその上で繁殖し成長します。

④酸素
カビは生育するために酸素を必要とします。

では玄関にこの4つの条件が揃ってしまう原因について詳しく解説いたします。

1-1.濡れた靴や傘が持ち込まれる

雨の日は靴や傘が濡れた状態で帰宅することも多いと思います。

濡れたものを持ち込むと、玄関の湿度を上昇させることになります。

雨の日はただでさえ玄関の湿度が上がりやすいものですが、靴や傘が濡れていることで更に高湿度の状態になるでしょう。

またカビは湿気だけでなく、濡れている場所も好みます。

もし玄関の中に傘立てがある場合、濡れた傘を置くことで、傘立ての下や周辺が濡れてしまうこともあります。

そうなると、濡れた箇所からカビが繁殖してしまうかもしれません。

そして傘立ての下のように目に付きにくい場所は、カビの発見が遅れやすいので、注意が必要です。

1-2.玄関ドアが結露する

玄関のドアが結露すると、それが原因でカビが発生してしまうことがあります。

そもそも何故ドアが結露してしまうのでしょうか。

原因としては、湿度と温度差、そしてドアの断熱性が考えられます。

結露は室内と屋外の気温差によって発生します。

冬の時期などは、外気によって玄関ドアが冷やされてしまうため、室内の暖かい空気が触れることで結露が発生します。

また湿度の高さも関係してくるため、冬季ほど気温差が大きくない時期でも、雨で湿度が高くなると結露が発生することがあります。

そして玄関ドアの結露には、ドアの断熱性も重要です。

ドアの断熱性が十分でない場合、外気の冷たさが室内に伝わりやすくなります。

特にアルミ製の玄関ドアは熱伝導率が高いため、結露が発生しやすいでしょう。

1-3.外の湿気の影響を受けやすい

玄関は屋外と室内をつなぐ場所のため、外気の影響を受けやすいです。

例えば雨の日は、雨水が直接的または間接的に玄関に侵入する可能性があります。

また、玄関は屋外との境界に位置しているため、家の中の他の場所と比べても外の湿気が入り込みやすくなっています。

そのため梅雨の時期などは、特に玄関がジメジメしやすいのです。

1-4.風通しが悪い

マンションやアパートなどの集合住宅の玄関は、狭くて風通しが悪いと感じることも多いと思います。

もし玄関に家具などを置いていたりすると、更に空気の流れを妨げてしまうでしょう。

風通しが悪い環境では、新鮮な空気が入り込みにくくなり、湿気がこもりやすくなります。

また、玄関に窓がなかったり、小さな窓しかなかったりすると、日光はほぼ当たらないでしょう。

日光は湿気を蒸発させる効果や、カビの成長を抑制する効果が期待できます。

しかし日光が当たりにくい玄関ではその効果を受けることができないため、湿気がこもり、カビが繁殖してしまうのです。

1-5.外から汚れが持ち込まれやすい

玄関は靴を履いたまま出入りをするため、外からの汚れが持ち込まれやすい場所です。

例えば、靴底には屋外での歩行や接触によって汚れが付着しています。

土や泥、砂などの微粒子や有機物などの汚れは、カビの栄養源になってしまいます。

また靴だけでなく、傘やレインコートなど外で使ったものなどからもカビの栄養源を持ち込まれることもあります。

玄関に汚れが蓄積している状態で水分や高湿度の条件も揃ってしまうと、更にカビの繁殖を促進してしまうでしょう。

2.玄関をカビから守るための対策

1.玄関にカビが生えやすい原因でお伝えした通り、玄関はカビが繁殖する環境が整いやすい場所です。

そのため玄関をカビから守るためには、カビ対策をしなければなりません。

・濡れた靴や傘はしっかりと乾かす
・ドアを開けて換気する
・下駄箱の中に除湿剤を入れる
・こまめに掃除をする

2-1.濡れた靴や傘はしっかりと乾かす

玄関の湿度を上げないようにするために、濡れた靴や傘などはすぐに乾かすようにしましょう。

湿った靴や傘を玄関に放置すると、湿度が上がりカビの発生リスクが高まります。

浴室乾燥機や靴用の乾燥機などを活用して、早く乾かすようにしてください。

また、外出後は濡れたものや汚れたものをできる限り持ち込まないようにすることも大切です。

例えば、濡れた傘は玄関の中に入れないようにしたり、どうしても室内に入れる場合は傘を振ってできるだけ水滴を取り除いてから持ち込むようにしてください。

他にも、泥や汚れが付着した靴は玄関外できれいに拭いてから室内に入ることで、玄関の清潔さを保つことができます。

2-2.ドアを開けて換気する

玄関は密閉された空間であり、湿気や汚れがこもりやすい場所なので、定期的に換気を行うようにしてください。

換気をすることで湿気や汚れを外に排出し、新鮮な空気を取り入れることができます。

晴れた日など湿度が低い日は積極的に換気を行うようにしましょう。

また下駄箱の中にも湿気が溜まりやすいため、玄関の換気をする時に一緒に下駄箱の扉を開けるようにしてください。

その時に窓を開けたり、扇風機やサーキュレーターを回したりすることで、空気が循環しやすくなり、効率的に換気することができます。

2-3.下駄箱の中に除湿剤を入れる

玄関の湿気は下駄箱の中にも影響を与えます。

下駄箱の中で湿度が高い状態が続くと、カビが生えて、それが靴にも移ってしまうかもしれません。

そのような事態を防ぐためには、湿度を下げることが大事です。

そこで活用してほしいのが除湿剤です。

市販されている除湿剤には、さまざまなタイプやサイズがあります。

下駄箱のサイズや収納物の量に合わせて、適切な除湿剤を選びましょう。

また、除湿剤を下駄箱内に配置する際には、効果的な位置を考えてください。

湿気の発生源となる靴の近くや、下駄箱の奥の方に配置すると効果的です。

そして、除湿剤の効果は時間とともに減少していきます。

除湿剤のパッケージには交換時期やメンテナンス方法が記載されているので、それに従って適切に行うようにしてください。

エステー 備長炭ドライペット

出典:amazon

2-4.こまめに掃除をする

カビの発生を予防するためには、定期的に掃除を行って玄関の汚れや湿気を取り除く必要があります。

基本的に床はホウキや掃除機を使って埃や汚れを取り除きましょう。

水が使用できる場合は、ブラシで擦りながら水で洗い流し、最後にしっかりと乾かすようにしてください。

また、下駄箱や傘立てなど、靴や傘の収納スペースの掃除も忘れないようにしましょう。

玄関マットを敷いている場合は、そこに汚れや湿気がたまりやすいので、こまめに洗濯するようにしてください。

3.玄関のタイルに生えたカビを除去する方法【酸素系漂白剤】

カビは時間経過とともに繁殖して範囲を広げていくので、カビを見つけたらすぐに除去するようにしてください。

玄関の素材によっては市販のカビ取り剤を使用すると傷んでしまうので、ここでは塩素系カビ取り剤よりも安全な酸素系漂白剤を使用した方法を紹介します。

今回はオキシクリーンを使ったカビ取り方法を紹介しますが、オキシクリーンはカビ取りだけでなく普段の玄関掃除でも使えるので、カビが生えていないけど汚れが気になるという時もこれから紹介する方法を試してみてください。

グラフィコ オキシクリーン

出典:amazon

3-1.事前準備・注意事項

用意するもの
・オキシクリーン
・お湯40℃〜60℃
・混ぜる棒
・デッキブラシ
・雑巾
・ホウキ
・バケツ
・マスク

カビの胞子を吸い込んだり、手荒れを防いだりするのを防ぐために、マスクとゴム手袋を身に付けてください。

注意事項
・換気する
・目立たないところで試してから作業を行う

カビの胞子が舞う恐れがあるので、換気しながら作業しましょう。

素材によっては色落ちなどの恐れがあるので、心配であれば目立たない場所で試した後に行ってください。

3-2.カビ取り手順

①お湯にオキシクリーンを溶かして溶液を作る
②玄関に溶液をかけてしばらく放置する
③ブラシで擦る
④水洗いしてから乾燥させる

①お湯にオキシクリーンを溶かして溶液を作る
40~60℃のお湯をバケツに入れて、そこにオキシクリーンを入れて溶かします。
分量はお湯4リットルに対して、キャップorスプーン5杯(大スプーンならライン4のところ)を目安にしてください。

②玄関に溶液をかけてしばらく放置する
ホウキで玄関の汚れを取り除いた後、溶液を少しずつかけてしばらく放置してください。
通常の掃除であれば5分ほどですが、カビ取りの場合は20~30分ほど漬けておくようにしましょう。

③ブラシで擦る
デッキブラシで擦って、カビを除去してください。

④水洗いしてから乾燥させる
水で流せる玄関なら、水洗いしてください。
マンションなど水で流せない場合は濡れた雑巾でしっかり拭き取ってください。
それから自然乾燥させて終了です。

参考:オキシクリーン公式サイト

4.玄関のタイルに生えたカビを除去する方法【カビ取り剤】

玄関のカビを徹底的に除去したいのであれば、カビ取り剤を使用しましょう。

ただし市販のカビ取り剤は毒性の強い成分が含まれていたり、素材を傷めてしまう恐れがあるため、安全性の高いカビ取りマイスターキットをおススメします。

カビ取りマイスターキットは、カビ取り業者が使用している液剤を誰でも使用できるように改良した液剤なので、カビの殺菌力は非常に高くなっています。

また安全性を徹底的に追及して開発したカビ取り剤ですので、毒性の強い成分は含まれていません。

防カビ剤もセットになっているので、カビを除去するだけでなく、再発も防ぐことが可能です。

今回はこのカビ取りマイスターキットのライトキットを使用したカビ取り方法をご紹介します。

4-1.事前準備・注意事項

用意するもの
・カビ取りマイスターのライトキット(除カビ剤・防カビ剤・ハケ・カップ)
・スプレーボトル
・雑巾
・ホウキ
・マスク
・ゴム手袋
・ゴーグル
・長袖の服

注意事項
・換気する
・他の液剤と混合しない
・目立たないところで試してから作業を行う
・体を保護して作業を行う

カビ取り作業は必ず換気をしながら行い、液剤は他のものと混合しないようにしてください。

除カビ剤によって塗布した部分が色落ちする恐れがあるので、目立たない場所で試して、問題がなければ作業するようにしましょう。

作業中はカビの胞子が舞ったり、液剤が飛び散ったりする恐れがあるので、マスク、ゴム手袋、ゴーグル、長袖の服を身に付けてください。

4-2.カビ取り手順

①ホウキで汚れを除去する
②除カビ剤を吹きかける
③ハケで除カビ剤を塗布してしばらく放置する
④除カビ剤を洗い流し、雑巾で拭き取る
⑤防カビ剤を吹きかけて自然乾燥させる

①ホウキで汚れを除去する
カビ取り作業する前に、ホウキで汚れを取り除いてください。

②除カビ剤を吹きかける
スプレーボトルに除カビ剤を注ぎ入れて、カビやカビの周辺に吹きかけてください。
カビは胞子を飛ばして繁殖するため、目視できるカビから50㎠~1㎡くらいまで吹きかけてください。

③ハケで除カビ剤を塗布してしばらく放置する
気になる部分はハケを使ってカビ取りしてきます。
付属のカップに除カビ剤を入れて、ハケで除カビ剤を塗布してください。
除カビ剤が浸透するまで10~30分ほど放置します。

④除カビ剤を洗い流し、雑巾で拭き取る
水洗いできる玄関なら、水で除カビ剤を洗い流してください。
マンションなど水で流せない場合は濡れた雑巾でしっかり拭き取ってください。
それから水気が残らないように乾いた雑巾で拭き取りましょう。

⑤防カビ剤を吹きかけて自然乾燥させる
②とは別のスプレーボトルに防カビ剤を注ぎ入れてください。
そしてカビ取りした箇所に防カビ剤を吹きかけて、自然乾燥させて終了です。

5.玄関の壁に生えたカビを除去する方法【消毒用エタノール】

玄関の壁にカビが発生した場合も、すぐに除去するようにしましょう。

壁のカビ取りも市販のカビ取り剤を使用することができないため、身近にあるもので除去するなら消毒用エタノールを使用しましょう。

5-1.事前準備・注意事項

用意するもの
・消毒用エタノール
・スプレーボトル(必要な場合)
・雑巾
・マスク
・ゴム手袋

カビの胞子を吸い込んだり、手荒れを防いだりするのを防ぐために、マスクとゴム手袋を身に付けてください。

ドーバー パストリーゼ77

出典:amazon

注意事項
・作業中は換気をする
・火気の近くで使用しない
・目立たない場所で試してから作業する

カビ取り作業中はカビの胞子が飛散しやすいので、換気しながら行いましょう。

エタノールは引火する恐れがあるため火の近くでは使用しないでください。

カビ取りする前に目立たない場所で試して、問題がなければ作業を行うようにしてください。

5-2.カビ取り手順

①消毒用エタノールを含ませた雑巾で拭き取る
②消毒用エタノールを吹きかける
③雑巾で消毒用エタノールを拭き取る

①消毒用エタノールを含ませた雑巾で拭き取る
消毒用エタノールがスプレータイプではない場合は、空のスプレーボトルに注ぎ入れてください。
カビの発生箇所が埃などで汚れている場合は、雑巾に消毒用エタノールを吹きかけ、その雑巾で拭き取ります。

②消毒用エタノールを吹きかける
カビが発生している箇所やその周辺に消毒用エタノールを吹きかけます。
カビは胞子を飛ばして繁殖するため、目視できるカビから50㎠~1㎡くらいまで吹きかけてください。
浸透するまで10~15分ほど放置します。

③雑巾で消毒用エタノールを拭き取る
乾いていない消毒用エタノールを雑巾で拭き取ってください。
それから自然乾燥させて終了です。

6.玄関の壁に生えたカビを除去する方法【カビ取り剤】

玄関の壁も徹底的にカビ取りしたいのであれば、4.玄関のタイルに生えたカビを除去する方法【カビ取り剤】で紹介したカビ取りマイスターキットを使用してカビ取りしましょう。

6-1.事前準備・注意事項

用意するもの
・カビ取りマイスターのライトキット(除カビ剤・防カビ剤・ハケ・カップ)
・スプレーボトル
・雑巾
・マスク
・ゴム手袋
・ゴーグル
・長袖の服

注意事項
・換気する
・他の液剤と混合しない
・目立たないところで試してから作業を行う
・体を保護して作業を行う

カビ取り作業は必ず換気をしながら行い、液剤は他のものと混合しないようにしてください。

除カビ剤によって塗布した部分が色落ちする恐れがあるので、目立たない場所で試して、問題がなければ作業するようにしましょう。

作業中はカビの胞子が舞ったり、液剤が飛び散ったりする恐れがあるので、マスク、ゴム手袋、ゴーグル、長袖の服を身に付けてください。

6-2.カビ取り手順

①硬く絞った雑巾で汚れを除去する
②除カビ剤を吹きかける
③ハケで除カビ剤を塗布してしばらく放置する
④雑巾で除カビ剤を拭き取る
⑤防カビ剤を吹きかけて自然乾燥させる

①硬く絞った雑巾で汚れを除去する
カビの発生箇所が埃などで汚れている場合は、硬く絞った雑巾で拭き取ってから、しっかり乾燥させてください。

②除カビ剤を吹きかける
スプレーボトルに除カビ剤を注ぎ入れて、カビやカビの周辺に吹きかけてください。
カビは胞子を飛ばして繁殖するため、目視できるカビから50㎠~1㎡くらいまで吹きかけてください。

③ハケで除カビ剤を塗布してしばらく放置する
気になる部分はハケを使ってカビ取りしてきます。
付属のカップに除カビ剤を入れて、ハケで除カビ剤を塗布してください。
ハケは下から上に向かって動かすようにしましょう。
液剤が垂れてしまったら、跡が残らないように雑巾で拭いてください。
除カビ剤が浸透するまで10~30分ほど放置します。

④雑巾で除カビ剤を拭き取る
雑巾で除カビ剤を拭き取って、しばらく乾燥させてください。

⑤防カビ剤を吹きかけて自然乾燥させる
②とは別のスプレーボトルに防カビ剤を注ぎ入れてください。
そしてカビ取りした箇所に防カビ剤を吹きかけましょう。
それからしっかりと乾燥させて終了です。

7.下駄箱に生えたカビを除去する方法

玄関だけでなく、下駄箱の中にもカビが生えてしまうこともあると思います。

下駄箱のカビは収納している靴にも移ってしまう恐れがあるため、特に早急に対処しなければいけない場所でしょう。

下駄箱のカビ取り方法は以前別の記事で詳しく紹介しているので、コチラを参考にしてみてください。

参考:【カビ対策のプロ直伝】下駄箱の正しいカビ取りとカビを予防する6つの対策

8.自力でカビ取りが難しいならカビ取り業者に依頼する

カビの範囲が広かったり、天井など高所にカビが発生してしまった時などは、自力でのカビ取りは難しいでしょう。

もし無理してカビ取りしても、カビを根元から除去できずに残ってしまい、そこから再発してしまうことがあります。

そのため自力では難しいと思ったら、カビ取り業者に依頼してみましょう。

カビ取りマイスターは、これまでに10000件以上のカビの現場の調査と5000件以上の施工実績があります。

一般的な住宅だけでなく、官公庁や上場企業、病院などより高いレベルを求められる現場でも経験があります。

また、海外の国立大学と提携して開発したカビ取り剤を使用し、防カビにも力を入れているため、カビの再発率は3年で5%以下と業界最高レベルの品質を提供しています。

徹底的にカビを死滅させて、カビの再発を防ぎたいのであれば、是非カビ取りマイスターにご相談ください。

9.まとめ

今回は玄関のカビ対策やカビ取り方法について解説してきました。

玄関のカビを予防したいのであれば、以下の対策を行ってみてください。

玄関のカビ対策
・濡れた靴や傘はしっかりと乾かす
・ドアを開けて換気する
・下駄箱の中に除湿剤を入れ
・こまめに掃除をする

それでもカビが発生してしまった場合は、すぐに除去するようにしましょう。

身近で手に入るもので玄関のタイルのカビ取りをするなら、酸素系漂白剤(オキシクリーン)を使用しましょう。

酸素系漂白剤を使用したカビ取り方法
①お湯にオキシクリーンを溶かして溶液を作る
②玄関に溶液をかけてしばらく放置する
③ブラシで擦る
④水洗いしてから乾燥させる

酸素系漂白剤では除去できないほどカビが酷い場合や、徹底的にカビ取りしたい場合は、カビ取りマイスターキットを使用しましょう。

プロ用のカビ取り剤を使用したカビ取り方法
①ホウキで汚れを除去する
②除カビ剤を吹きかける
③ハケで除カビ剤を塗布してしばらく放置する
④除カビ剤を洗い流し、雑巾で拭き取る
⑤防カビ剤を吹きかけて自然乾燥させる

そして自力ではカビ取りが難しいと思ったら、無理せずにカビ取り業者に依頼しましょう。

カビ取りマイスターでもこれまでに玄関のカビ取り施工を多数行っております。

カビ取り業者に依頼するのが初めてで不安という方も、是非一度カビ取りマイスターまでご相談ください。

弊社スタッフが誠心誠意対応いたします。

この記事によって、玄関のカビに困っている方の悩みが少しでも解消されることを願っております。