カビ取り業者に依頼すべきか判断する5つのポイント

「部屋の壁にカビが生えたけど、自力でカビ取りできるの?それともカビ取り業者に頼むべき?」

「自力でカビ取りしていたけど再発を繰り返している。カビ取り業者に依頼した方がいいのかな…」

自宅にカビが発生した場合、自分でカビ取りするか、業者にカビ取りを依頼するかのどちらかになると思います。

最近では様々なカビ取り剤が販売されているため、範囲が狭かったり、カビ取りしやすい場所であれば個人でカビ取りを行うことも可能です。

しかし、カビの状態や発生場所によっては個人で除去するのが難しいケースがあります。

もし無理に自力でやろうとすると、せっかくカビ取りしても無意味なものになってしまったり、余計に費用が掛かってしまうなんてことも…。

そうならないためにもカビの状態を見極め、自分でカビ取りするか業者に依頼するか判断しなければいけません。

そこで今回、カビ取り業者に依頼するべきか判断するためのポイントをまとめました。

実際カビ取り業者を選ぶ時の良い業者の見分け方もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること
・カビ取り業者に依頼するべきか判断するポイント
・カビ取り業者に依頼するメリット
・良いカビ取り業者の見分け方

1.カビ取り業者に依頼するべきか判断するポイント
   1-1.「範囲が広い」「手が届かない」など個人では難しい
   1-2.カビ取り後に水で洗い流せない
   1-3.以前カビ取りしたところが再発した
   1-4.リフォームが必要な可能性がある
   1-5.妊娠中やカビアレルギーなど健康面に問題がある
2.カビ取り業者に依頼するメリットとは
3.良いカビ取り業者の見分け方
   3-1.豊富な実績と経験がある
   3-2.知識が豊富でお客様に寄り添った提案をしてくれる
   3-3.カビ取りだけでなく防カビにも力を入れている
4.それでも迷うなら無料相談を活用する
5.自力でカビ取りするならカビ取りマイスターキット
6.まとめ

1.カビ取り業者に依頼するべきか判断するポイント

カビ取りは個人でできるケースとプロに依頼した方がいいケースがあるので、きちんと見極めることが大事です。

しかし、初めての場合は「どういう時に業者に依頼するべきなんだろう…」と迷うと思います。

そこで今回、カビ取り業者に依頼するべきか判断する為のポイントをまとめました。

ポイントは以下の5つです。

  • 「範囲が広い」「手が届かない」など個人では難しい
  • カビ取り後に水で洗い流せない
  • 以前カビ取りしたところが再発した
  • リフォームが必要な可能性がある
  • 妊娠中やカビアレルギーなど健康面に問題がある

1-1.「範囲が広い」「手が届かない」など個人では難しい

もしカビの状態や発生場所など、以下のチェックに当てはまる場合はカビ取り業者に依頼した方が良い可能性が高いです。

  • カビの範囲が広い(1㎡以上)
  • 床下や天井裏など個人では対処不可な場所
  • 天井など目線よりも上にカビが発生している

まず、カビの範囲が広い時はカビ取り業者に任せた方が良いです。

カビは胞子を飛ばして繁殖しているため、目視できるカビよりももっと広範囲にカビが広がっています。

広範囲だとカビを完全に死滅させることは難しいですし、カビ取り剤もたくさん使用することになります。

市販のカビ取り剤は水酸化ナトリウムが入っていて、皮膚に付着すると炎症を起こす可能性がありますし、吸い込むと喉や気管支を刺激して具合悪くなることもあります。

またカビ取り剤は酸性と混ざると有毒な塩素ガスを発生する恐れもあります。

そのため、大量のカビ取り剤を使用するのは危険です。

そして床下や天井裏などは個人でやるには難しいので、やはりカビ取り業者に頼むべきです。

天井など目線よりも上のカビは、脚立を使えば個人でカビ取りするのも不可能ではないですが、あまりお勧めできません。

天井の場合、重力によりカビ取り剤が液だれして浸透しにくいため、除去するのが難しいのです。

また、自分自身にカビ取り剤が垂れてくる危険もあります。

肌に触れると炎症を起こしたり、目に入ると失明する恐れもあり、非常に危険です。

可能であれば、熟練した技術のある業者に任せるようにしましょう。

1-2.カビ取り後に水で洗い流せない

市販のカビ取り剤のほとんどは水酸化ナトリウムが入っています。

もし最後に水で洗い流すことのできない場所でカビ取り剤を使い、水酸化ナトリウムの成分が残ってしまうと、体に悪影響を及ぼす恐れがあります。

水拭きできない壁紙や木材などにはカビ取り剤が使用できないので、他のものを使ってカビ取りするしかありません。

例えば、消毒用アルコールなどはカビを除菌する効果があるので、そのようなものを使用してカビ取りすることは可能です。

ただし、アルコールは揮発性が高いため、カビが死滅する前に蒸発してしまったり、漂白効果がないため菌が死滅してもカビの跡が残ってしまうことがあります。

確実にカビを除去するのであれば、やはりカビ取り業者に依頼した方が安心です。

もしどうしても個人でカビ取りしたいということであれば、カビ取りマイスターキットをお勧めします。

カビ取りマイスターキットの液剤なら安全に考慮されているので、水で流せない場所でも使用できます。

詳しくは5.自力でカビ取りするならカビ取りマイスターキットで紹介しているので、参考にしてください。

1-3.以前カビ取りしたところが再発した

何度カビ取りしても再発を繰り返す場合、もしかしたらカビが完全に除去できていないかもしれません。

カビは死滅せずに少しでも残っていると、そこから繁殖していってしまいます。

例えばカビ取りの時に強く擦ったことで、表面に傷が付き奥の方にカビが入り込んでしまっていると、除去しにくくなっているということがあります。

奥に残っているカビから繁殖し、再びカビが広がるということがあります。

また、すでに壁紙の裏にカビが繁殖しているケースだと、いくら表面のカビ取りをしても完全に除去できないということもあります。

どちらのケースにしても、これから頑張って自力でカビ取りしても再発する可能性が高いです。

一度カビ取り業者に徹底的にカビを除去してもらうことで、カビの再発を防いだ方がいいでしょう。

1-4.リフォームが必要な可能性がある

状況によっては、カビ取りだけでなく、リフォームが必要なケースがあります。

例えば以下の項目が当てはまる時です。

  • 壁紙がめくれている
  • 壁がふくらんでいる
  • 漏水や雨漏りの可能性がある

「壁紙がめくれている」「壁がふくらんでいる」が当てはまる時は壁紙の下にカビが発生している可能性があります。

その場合は壁紙を剥がしてカビ取りしなければいけないので、リフォームが必要です。

また、カビの発生原因が漏水や雨漏りにある場合は、その原因部分を修理しない限り、カビ取りしてもカビを繰り返してしまいます。

1-5.妊娠中やカビアレルギーなど健康面に問題がある

場所やカビの状態以外にも、カビ取り業者に依頼した方がいい時があります。

それはカビ取り作業される方の健康面の問題です。

  • 妊娠中
  • カビのアレルギーがある
  • 高齢者など体力に自信がない
  • 疾患がある

当てはまるものがある方は、カビ取り作業することはあまりおススメ出来ません。

妊娠中は塩素ガスの影響をより受けやすくなっていますし、カビの胞子を吸い込むことで体に悪影響を及ぼすリスクがあります。

特に高い位置のカビ取りは転倒の恐れもあるので、お腹の子供やご自身の体の為にも無理はしない方がいいです。

また、カビアレルギーのある方がカビ取りをすると、カビの胞子に反応してくしゃみや鼻水が止まらなくなるかもしれません。

カビ毒により症状を悪化させる可能性もあるので、注意が必要です。

他にも高齢者の方など体力に自信がない方や、カビアレルギー以外にも疾患がある方など、健康面に不安があるようでしたら、無理せずにカビ取り業者に任せるようにしてください。

2.カビ取り業者に依頼するメリットとは

個人でカビ取りするよりも、カビ取り業者に依頼した方が費用が掛かります。

そのため「お金を払ってまでカビ取りしてもらうメリットってなに?」と思っている方もいるかもしれません。

カビ取り業者に依頼するメリットは、自分でカビ取りする手間がなく、更に再発リスクが大幅に減ることです。

範囲が広い時や高い位置のカビ取りは、個人でやるには非常に苦労しますし、カビ取り剤の影響で具合が悪くなることがあります。

カビ取り業者に依頼すればその手間が無くなり、体調悪化のリスクもありません。

また、個人でカビ取りをするとカビが完全に死滅できていなくて再発を繰り返すことがあります。

しかしカビ取り業者なら、市販のカビ取り剤とは違う独自の液剤を使用し、カビ取りのための機械も揃っているので、完全にカビを死滅させることができます。

そして除カビだけでなく防カビも行ってくれて、今後のカビ対策のアドバイスもしてくれるので、カビが発生しやすい湿度の高い場所でもカビが発生しにくくなります。

日々カビに悩まされて、カビ取りに時間を費やしている方にとっては、決して高い出費ではないと思います。

3.良いカビ取り業者の見分け方

「カビ取り業者に依頼しよう」と決断しても、カビ取り業者が複数あるとどこに頼めばいいのか迷ってしまうでしょう。

たまにカビ取りをハウスクリーニングに依頼する方がいますが、カビに悩んでいるのであればカビ取り業者に依頼するようにしてください。

ハウスクリーニングは掃除のプロであって、カビ取りのプロではありません。

確実にカビを死滅させたいのであれば、優れたカビ取り業者に依頼するのが一番です。

そして優れたカビ取り業者とは以下の条件が揃っているものです。

  • 豊富な実績と経験がある
  • 知識が豊富でお客様に寄り添った提案をしてくれる
  • カビ取りだけでなく防カビにも力を入れている

3-1.豊富な実績と経験がある

カビ取りとは、現場数が100現場以上経験して1人前と言われるほど専門性が高いものです。

経験が豊富な業者であれば、現場を見ただけで、発生原因やどのような順番で拡散していったのかほとんどの場合分かると思います。

それが分かれば、最適なカビ取り剤や防カビ剤を選択し、カビを根絶させることが可能です。

しかし経験がないカビ取り業者では、同じようにやることは難しいため、場合によってはカビが死滅せずに再発するリスクも出てきます。

経験が豊富かそうでないか見極めるのに一番簡単なのが、カビ取り業者のホームページを見ることです。

もし業者のホームページに数千を超える実績数が記載されていれば、それだけ経験数が豊富だということがわかります。

また、病院やスーパーマーケット、官公庁などより高いレベルを求められる現場での実績がある業者でしたら、更に安心できると思います。

3-2.知識が豊富でお客様に寄り添った提案をしてくれる

カビは80000種以上が確認されているほど、種類がたくさんあるものです。

そしてそれぞれ特徴が異なります。

例えばカビは湿度の高い場所にだけ発生すると思っている方も多いでしょう。

しかしカビは高湿性、耐乾性、好乾性に分けられ、種類によっては乾燥した場所に発生するカビもあるのです。

カビは種類によって発生する条件が違いますし、防カビ剤の種類やカビ取り後の対策方法も異なります。

良いカビ取り業者というのは、カビの違いを理解し、その上で最適な提案をするものです。

ただし知識があるのかどうかというのは、実際にカビ取り業者と話してみないとわかりません。

まずはカビ取り業者に相談したり、現地調査をしてもらったりしてください。

そしてその時にたくさん質問を投げかけてみましょう。

知識のある業者なら的確に返答してくれます。

カビが発生した原因やどのようにカビ取りしていく予定なのか、論理的に説明してくれる業者なら知識が豊富だと判断して良いと思います。

3-3.カビ取りだけでなく防カビにも力を入れている

カビ取りはカビを除去して終わりではありません。

大事なのは除去した後に再発させないことです。

いくらカビの跡がなくなって綺麗になっても、再びカビが生えてしまったら意味がありません。

再発したらもう一度カビ取り費用が掛かってしまいますし、カビによるアレルギーなど病気を発症する恐れもあるので、そうならない為にも防カビをしましょう。

良いカビ取り業者は防カビ剤にも力を入れていますので、湿度が高くてカビが発生しやすい場所でも再発を防ぐことができます。

また、カビを再発させないためのアドバイスもしてくれる業者を選ぶようにしましょう。

4.それでも迷うなら無料相談を活用する

もしそれでも依頼するか迷うようでしたら、とりあえずカビ取り業者の無料相談を活用してみてください。

話を聞いて、見積もりを出してもらってから、実際に依頼するか検討するのもいいと思います。

また、目視できるカビはないけど、なんとなくカビ臭いと感じる場合もカビ取り業者に相談してみてください。

もしかしたら自宅の見えないところにカビが発生しているかもしれません。

見えないところにカビが発生していると気づきにくいため、発見した時にかなり悪化していることがあります。

カビは早めの対処が重要なので、気になったらすぐにカビのプロに相談してみましょう。

5.自力でカビ取りするならカビ取りマイスターキット

もし、1.カビ取り業者に依頼すべきか判断する5つのポイントに当てはまるものがない、もしくは当てはまるのが「カビ取り後に水で洗い流せない」という部分だけで、カビ取りを自分で行いたいということでしたら、カビ取りマイスターキットがおススメです。

カビ取り業者の技術を誰でも手軽に出来るように改良した商品ですので、カビ取り業者と同じレベルの液剤でカビ取りができます。

また体に悪影響を及ぼす水酸化ナトリウムの成分が入っていない為、水で洗い流せない場所で使用することもできますし、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心してお使いいただけます。

カビ取り剤だけでなく、防カビ剤もセットなので、再発を防ぐことも可能です。

6.まとめ

今回は、カビ取り業者に依頼するか迷った時に判断するポイントを紹介しました。

  • 「範囲が広い」「手が届かない」など個人では難しい
  • カビ取り後に水で洗い流せない
  • 以前カビ取りしたところが再発した
  • リフォームが必要な可能性がある
  • 妊娠中やカビアレルギーなど健康面に問題がある

5つのポイントの中で当てはまるものがあるようでしたら、業者にカビ取りを依頼した方がいいでしょう。

カビは繁殖しやすい条件が揃うと、1~2週間であっという間に広がる恐れもあるため、早めに対処することが大事です。

これ以上悪化する前にカビ取り業者に依頼し、カビのない綺麗な家を取り戻してください