みんなが知りたい!キッチンのカビ取りをプロが徹底解説【シンク・排水口・冷蔵庫・シンク下】
「シンクにカビがビッシリ生えてしまった。こびりついていて完全に除去できない…」
「常にキッチンを綺麗にしておきたいのに、すぐにカビが生えて困っている」
キッチンは食品を取り扱う場所なので、自宅の中でも特に清潔に保ちたい場所だと思います。
しかしカビは水回りに発生しやすい性質のため、少し掃除をしていないだけですぐにシンクにカビが生えてしまいます。
またキッチンでカビが発生するのはシンク周りだけではありません。
シンク下の収納場所や冷蔵庫の中などにもカビが発生することがあります。
一括りにキッチンのカビ取りと言っても、場所によってそれぞれカビ取り方法が変わるので、いざカビ取りをする時に戸惑ってしまうこともあるでしょう。
そこで今回はキッチン全般のカビ取り方法について紹介します。
頑固な排水口や三角コーナー、掃除を怠りがちな冷蔵庫やシンク下などもこまかく解説しますので、是非参考にしてみてください。
1.キッチンのカビは危険!?カビによる健康への影響
2.シンク周りのカビ取り方法
2-1.事前準備
2-2.シンクのカビ取り手順
2-3.排水口のカビ取り手順
2-4.三角コーナーのカビ取り手順
3.冷蔵庫のカビ取り方法
3-1.事前準備
3-2.冷蔵庫のカビ取り手順
4.シンク下のカビ取り方法
4-1.事前準備
4-2.シンク下のカビ取り手順
5.キッチンはカビが発生しやすい!その原因とは
5-1.水分を好むカビにとって水回りは恰好の生息場所
5-2.食べ残しなどカビの栄養源がたくさんある
5-3.冷蔵庫や冷蔵庫の中でもカビは死滅しない
6.キッチンのカビを防ぐための8つの対策
6-1.【シンク周り】使用後は水や油汚れを拭き取る
6-2.【シンク周り】食べ残しや生ごみを放置しない
6-3.【シンク周り】しっかりと換気する
6-4.【シンク周り】キッチン用除菌スプレーを使用する
6-5.【シンク下】汚れたものを保管しない
6-6.【シンク下】定期的に扉を開けて換気する
6-7.【冷蔵庫】ドアを開けっぱなしにしない
6-8.【冷蔵庫】中身を整理して汚れを拭き取る
7.まとめ
1.キッチンのカビは危険!?カビによる健康への影響
空気中には常にカビの胞子が浮遊しているものですが、カビが発生している場所ではそのカビの胞子の量が非常に多くなります。
カビが生えている部屋に長時間いると大量のカビを吸い込むことになり、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
アレルギー性鼻炎や足白癬(水虫)などの症状が出ることがありますし、肺や気管支に入ると肺炎や喘息などの呼吸器系の症状を引き起こす恐れもあります。
一時的な症状であればまだいいのですが、一生病気と付き合って生きていくことになったり、最悪なケースだと命に関わることもあり、カビを放置することはとても危険なのです。
そしてキッチンの場合、もう一つ怖いのが食中毒です。
カビが発生していると胞子が大量に浮遊しているため、食材にもカビが移りやすくなります。
もしカビが発生していることに気付かずにそれを口にしてしまうと、食中毒を起こす危険もあるでしょう。
カビの放置は百害あって一利なし。
カビを見つけたらすぐに除去して、清潔なキッチンを保つように心がけてください。
2.シンク周りのカビ取り方法
キッチンのカビで特に悩んでいる方が多いのがシンク周りです。
カビには種類がありますが、水回りに発生しやすいのが黒カビです。
黒カビは他のカビと比べても頑固で除去が難しいため、強力なカビ取り剤を使用しなければいけません。
しかし市販のカビ取り剤には水酸化ナトリウムという毒性の強い成分が含まれているため、キッチンで使用するには抵抗がある方もいるでしょう。
またシンク下などのカビ取りを行いたい場合は、市販のカビ取り剤は使用できないので、別の液剤を用意しなければならなくて大変です。
そんな時におススメなのがカビ取りマイスターキットです。
カビ取りマイスターキットはカビ取り業者が使用している液剤を誰でも使用できるように改良した商品です。
プロ用の液剤なので殺菌力が高く、シンクや排水口に発生した頑固なカビの除去にもおススメです。
また安全性を重視して開発されたカビ取り剤なので、本来であればカビ取り剤が使用できないシンク下でも使用することが可能です。
そしてキットの中には防カビ剤も含まれているため、カビを除去するだけでなく再発しにくくすることもできます。
今回はカビ取りマイスターキットを使用したカビ取り方法でご紹介します。
2-1.事前準備
用意するもの |
・カビ取りマイスターキット一式(除カビ剤、防カビ剤) ・スプレーボトル×2 ・布巾 ・中性洗剤 ・スポンジ ・マスク ・ゴム手袋 ・ゴーグル ・長袖の服(色落ちしても問題ないもの) |
万が一液剤が飛び散っても問題ないようにゴーグルやマスク、ゴム手袋、長袖の服を用意してください。
除カビ剤には漂白効果があるため、色落ちしても問題がない服を着用するようにしましょう。
作業前に、スプレーボトルにそれぞれ除カビ剤と防カビ剤を入れておいてください。
注意事項
・換気する
・他の液剤と混合しない
カビ取り作業中は換気を行い、他の液剤と混合するようなことはしないでください。
2-2.シンクのカビ取り手順
①中性洗剤でシンクの汚れを除去する
②除カビ剤を吹きかけてしばらく放置する
③除カビ剤を水で洗い流す
④防カビ剤を吹きかける
⑤自然乾燥させる
①中性洗剤でシンクの汚れを除去する
カビ以外のシンクの汚れを中性洗剤で落とし、布巾で水気を取ってください。
②除カビ剤を吹きかけてしばらく放置する
カビが発生している箇所とその周辺に除カビ剤を吹きかけてください。
除カビ剤がカビに浸透するまで10~30分放置します。
③除カビ剤を水で洗い流す
除カビ剤を水で洗い流してください。
それから布巾で水気を取ります。
④防カビ剤を吹きかける
カビ取りした箇所に防カビ剤を吹きかけてください。
⑤自然乾燥させる
自然乾燥させて終了です。
2-3.排水口のカビ取り手順
①中性洗剤で排水口の汚れを除去する
②除カビ剤を吹きかけてしばらく放置する
③除カビ剤を水で洗い流す
④防カビ剤を吹きかける
⑤自然乾燥させる
①中性洗剤で排水口の汚れを除去する
排水口にはヌメリなどが付着していることが多いため、カビ取り前に中性洗剤で汚れを落とし、布巾で水気を取ってください。
②除カビ剤を吹きかけてしばらく放置する
排水口全体に除カビ剤を吹きかけてください。
除カビ剤がカビに浸透するまで10~30分放置します。
③除カビ剤を水で洗い流す
除カビ剤を水で洗い流してください。
それから布巾で水気を取ります。
④防カビ剤を吹きかける
カビ取りした箇所に防カビ剤を吹きかけてください。
⑤自然乾燥させる
自然乾燥させて終了です。
2-4.三角コーナーのカビ取り手順
①中性洗剤で三角コーナーの汚れを除去する
②除カビ剤を吹きかけてしばらく放置する
③除カビ剤を水で洗い流す
④防カビ剤を吹きかける
⑤自然乾燥させる
①中性洗剤で三角コーナーの汚れを除去する
三角コーナーにはヌメリなどが付着していることが多いため、カビ取り前に中性洗剤で汚れを落とし、布巾で水気を取ってください。
②除カビ剤を吹きかけてしばらく放置する
三角コーナー全体に除カビ剤を吹きかけてください。
除カビ剤がカビに浸透するまで10~30分放置します。
③除カビ剤を水で洗い流す
除カビ剤を水で洗い流してください。
それから布巾で水気を取ります。
④防カビ剤を吹きかける
カビ取りした箇所に防カビ剤を吹きかけてください。
⑤自然乾燥させる
自然乾燥させて終了です。
3.冷蔵庫のカビ取り方法
冷蔵庫は食品を保管する場所なので、特に衛生面では気を遣いたい場所です。
冷蔵庫は低温なのでカビが発生しにくい場所ですが、ドアを開け閉めしたり、温かいまま食品をいれたりすることで冷蔵庫内の温度が上がってしまうことがあります。
そのため意外と冷蔵庫にもカビが発生してしまうことがあるのです。
冷蔵庫は直接口にする物を入れているので、安全性の高いカビ取り剤を使用したいと考える方も多いでしょう。
今回はシンク周りのカビ取りでも紹介したカビ取りマイスターキットを使用したカビ取り方法を紹介します。
殺菌力が高くて、安全性を重視して開発された液剤なので、冷蔵庫のカビ取りにピッタリです。
3-1.事前準備
用意するもの |
・カビ取りマイスターキット一式(除カビ剤、防カビ剤) ・スプレーボトル×2 ・布巾 ・中性洗剤 ・スポンジ ・マスク ・ゴム手袋 ・ゴーグル ・長袖の服(色落ちしても問題ないもの) |
万が一液剤が飛び散っても問題ないようにゴーグルやマスク、ゴム手袋、長袖の服を用意してください。
除カビ剤には漂白効果があるため、色落ちしても問題がない服を着用するようにしましょう。
作業前に、スプレーボトルにそれぞれ除カビ剤と防カビ剤を入れておいてください。
注意事項
・換気する
・他の液剤と混合しない
カビ取り作業中はカビの胞子が舞うため、換気して行ってください。
また他の液剤を混合するようなことはしないでください。
3-2.冷蔵庫のカビ取り手順
①冷蔵庫の食材を取り出し、外せるパーツは取り外す
②カビ以外の汚れを除去する
③除カビ剤を吹きかけてしばらく放置
④布巾で除カビ剤を拭き取る
⑤防カビ剤を吹きかける
⑥自然乾燥させる
①冷蔵庫の食材を取り出し、外せるパーツは取り外す
冷蔵庫の電源を切り、中身の食材をすべて取り出してください。
また外せるパーツは外してください。
②カビ以外の汚れを除去する
硬く絞った布巾で冷蔵庫内にこびりついた汚れを拭き取ります。
外したパーツは中性洗剤で洗ってください。
③除カビ剤を吹きかけてしばらく放置
冷蔵庫内に発生したカビとその周辺に除カビ剤を吹きかけます。
パーツにもカビが発生している場合は、そちらにも除カビ剤を吹きかけてください。
除カビ剤がカビに浸透するまで10~30分放置します。
④布巾で除カビ剤を拭き取る
布巾で除カビ剤を拭き取ってください。
⑤防カビ剤を吹きかける
カビ取りした箇所に防カビ剤を吹きかけます。
⑥自然乾燥させる
自然乾燥して終了です。
あとは冷蔵庫に電源を入れて、食材を戻してください。
4.シンク下のカビ取り方法
シンク下には排水管があり、そこには冷たい水やお湯が流れます。
それによって温度差が生まれて結露が発生しやすくなり、シンク下に湿気がこもってしまいます。
また調味料などを収納しているとカビの栄養源もたっぷりあるため、意外とシンク下はカビが発生しやすい場所なのです。
シンク下は木材などが使用されていることが多いため市販のカビ取り剤は使用できませんが、カビ取りマイスターキットなら市販のものとは成分が異なるのでカビ取りに使用できます。
4-1.事前準備
用意するもの |
・カビ取りマイスターキット一式(除カビ剤、防カビ剤、ハケ、カップ) ・スプレーボトル×2 ・雑巾 ・マスク ・ゴム手袋 ・ゴーグル ・長袖の服(色落ちしても問題ないもの) |
万が一液剤が飛び散っても問題ないようにゴーグルやマスク、ゴム手袋、長袖の服を用意してください。
除カビ剤には漂白効果があるため、色落ちしても問題がない服を着用するようにしましょう。
作業前に、スプレーボトルにそれぞれ除カビ剤と防カビ剤を入れておいてください。
注意事項
・換気する
・他の液剤と混合しない
・目立たないところで試してから作業を行う
・鉄部に除カビ剤が付着したら拭き取る
カビ取り作業中は換気を行い、他の液剤を混合するようなことはしないでください。
また除カビ剤には漂白効果があるため、目立たないところで試して問題がなければ全体に塗布するようにしましょう。
鉄部に除カビ剤が付着すると錆びる可能性があるので、もし付着したらしっかりと水拭きしてください。
4-2.シンク下のカビ取り手順
①雑巾で埃などを除去する
②除カビ剤を吹きかける
③ハケで除カビ剤を塗布してしばらく放置
④雑巾で除カビ剤を拭き取る
⑤防カビ剤を吹きかける
⑥自然乾燥させる
①雑巾で埃などを除去する
シンク下に収納している物をすべて取り出してください。
そしてカビ取り前に硬く絞った雑巾でシンク下に溜まった埃や汚れを取り除きます。
②除カビ剤を吹きかける
カビが発生している箇所とその周辺に除カビ剤を吹きかけてください。
③ハケで除カビ剤を塗布してしばらく放置
カビが気になる部分をハケで塗っていきます。
付属のカップに除カビ剤を入れて、ハケを使って除カビ剤を塗布していきます。
ハケは下から上に向かって動かすようにしましょう。
液剤が垂れてしまったら、跡が残らないように雑巾で拭いてください。
除カビ剤が浸透するまで10~30分ほど放置します。
④雑巾で除カビ剤を拭き取る
雑巾で除カビ剤を拭き取って、しばらく乾燥させてください。
⑤防カビ剤を吹きかける
カビ取りした箇所に防カビ剤を吹きかけます。
⑥自然乾燥させる
自然乾燥させて終了です。
乾いたのを確認してからシンク下に収納していた物を戻してください。
5.キッチンはカビが発生しやすい!その原因とは
「なんでキッチンはこんなにカビが生えやすいんだろう」と疑問に思っている方もいると思います。
まずカビは以下の4つの条件が揃っている場所に発生します。
・水分
・温度(20~30℃)
・栄養源(油汚れ、食べ残しなど)
・酸素
1つでも欠けていればカビは発生しないのですが、キッチンの場合はこの4つがすべて揃い場所になっています。
5-1.水分を好むカビにとって水回りは恰好の生息場所
ご存じの方も多いと思いますが、カビは水気のある場所や湿度の高い場所を好みます。
そしてキッチンは食器を洗ったり、料理をする時に水を使うため、常に水分のある場所です。
しかもキッチンは調理中に気温が上がりやすいため、更にカビの繁殖を促します。
またシンクの下にカビが発生することもあると思いますが、カビ取りしてもすぐに再発してしまう場合は排水管の劣化が原因かもしれません。
もし排水管がずれていたり、穴が開いていたりしていると、シンク下の湿度が上がりやすくなります。
排水管に欠陥が見つかった場合は、すぐに修理を依頼しましょう。
賃貸にお住まいの場合は、管理会社へ連絡して、修理の手配してもらってください。
5-2.食べ残しなどカビの栄養源がたくさんある
食材を扱うキッチンはカビの栄養源が溜まりやすい場所です。
調理中に飛び跳ねた油がシンクに付着していたり、三角コーナーや排水口に食材の切れ端や食べ残しなどが捨てられていることも多いと思います。
すぐに拭き取ったり、ゴミを捨てていればいいのですが、放置しているとそれらはカビの栄養源になります。
キッチンはただでさえ水分が多くてカビが生育しやすい場所なので、栄養源もたっぷりあるとそれだけ繁殖するスピードが速くなります。
そのため少し掃除をしなかっただけで、あっという間に広範囲にカビが及んでいたという事態にもなりかねないのです。
5-3.冷蔵庫や冷蔵庫の中でもカビは死滅しない
カビは暖かい場所を好むため、冷蔵庫や冷凍庫はカビとは無縁だと考えている方がいらっしゃいますが、それは間違いです。
確かにカビは20~30℃くらいの気温を好みますが、これは最も活発に生育する温度というだけです。
文部科学省のカビ対策マニュアルには、カビの生育最適温度は25~28℃、生育可能温度領域は0~40℃と記載されています。
冷蔵庫は2~5℃なので、生育可能温度領域の中に含まれています。
そのため冷蔵庫の中でもカビは徐々に繁殖を続けます。
また、「冷凍庫はマイナスだから大丈夫なのでは?」思ってしまいそうですが、実はカビは0℃未満でも死滅しません。
繁殖が止まっているというだけで、カビ自体は生きています。
そのため冷蔵庫や冷凍庫のような気温が低い場所でも、カビには注意が必要なのです。
6.キッチンのカビを防ぐための8つの対策
キッチンはカビが発生しやすい場所なので、カビを防ぐためにはしっかりと対策をすることが重要です。
これから紹介するのは日々の生活にひと手間を加えるだけの簡単なカビ対策です。
これだけでカビ取りに費やしていた時間を大幅に減らし、清潔なキッチンに近づけさせることができます。
キッチンのカビを防ぐための8つの対策
①【シンク周り】使用後は水や油汚れを拭き取る
②【シンク周り】食べ残しや生ごみを放置しない
③【シンク周り】しっかりと換気する
④【シンク周り】キッチン用除菌スプレーを使用する
⑤【シンク下】汚れたものを保管しない
⑥【シンク下】定期的に扉を開けて換気する
⑦【冷蔵庫】ドアを開けっぱなしにしない
⑧【冷蔵庫】中身を整理して汚れを拭き取る
6-1.【シンク周り】使用後は水や油汚れを拭き取る
食器や野菜を洗った後はシンクに水が飛び散っているでしょう。
またフライパンで炒めたりした後は、周辺に油や料理中の具材が飛び散っていると思います。
これらはカビが繁殖するための栄養になってしまいます。
放置しているとシンクに汚れがこびりついて除去しにくくなりますし、水分と栄養源が合わさることでカビが発生しやすくなります。
それを防ぐためにも、使用後はしっかりと水や汚れを拭き取るようにしてください。
これでカビが生えにくくなるだけでなく、キッチンの掃除も格段に楽になります。
また、その時に注意してほしいのが布巾の取り扱いです。
キッチンペーパーなど使い捨てのもので拭くのであればいいのですが、布巾で拭き取った場合は、布巾に水分や栄養源が付着した状態になります。
そのまま放置していると布巾にカビが発生し、次に使う時にカビの菌を広げてしまうことになるでしょう。
手間にはなりますが、使うたびに布巾を漂白したり、洗濯したりして、カビが繁殖しないように気を付けてください。
6-2.【シンク周り】食べ残しや生ごみを放置しない
「まだ三角コーナーがいっぱいになっていない」「次の燃えるゴミの日が先だから」と、三角コーナーにゴミをそのままにしている方も多いと思います。
しかし食べ残しや食材の切れ端などはカビの栄養源になってしまうため、毎回捨てるようにしましょう。
また、シンクに使用した食器をしばらく置きっぱなしにしている方もいると思いますが、これもカビの栄養源になるのですぐに片付けるように心がけてください。
そして片づけが終わった時ですが、最後にシンクをサッと洗ったり、カビが苦手な熱いお湯を掛けたりすることをおススメします。
数十秒ほどで終わるこのひと手間を加えるだけで、カビの発生率を下げることができます。
6-3.【シンク周り】しっかりと換気する
キッチンは食器を洗ったり、お湯を沸かしたりするので、どうしても湿気がこもりやすくなっています。
カビの発生を防ぐためには湿度を抑えることが大切です。
まずキッチンを使う時は換気扇を回して空気を循環させるようにしましょう。
キッチン使用後もしばらく回していた方が効果的です。
またキッチン全体の空気を入れ替えるために、定期的に窓を開けて換気もするようにしましょう。
6-4.【シンク周り】キッチン用除菌スプレーを使用する
清潔に保つように意識していても、キッチンの性質上完全に水気や栄養源を絶つことはできません。
そこで更にカビを発生しにくくするために、キッチン用の除菌スプレーの使用をおススメします。
これでカビが発生する前に、シンクに付着したカビの胞子を死滅させることができます。
また他の除菌スプレーと違って、キッチン用なら天然由来の成分でできているため、体に害がないので安心です。
まな板などの除菌にも使えるので、是非活用してください。
ジョンソン カビキラー キッチン用アルコール除菌
出典:amazon
6-5.【シンク下】汚れたものを保管しない
シンク下の収納スペースに調理器具や調味料を保管しているご家庭も多いと思います。
もし汚れがこびりついたままのフライパンや鍋、ボトルから中身が零れている調味料などを保管していると、それらがカビの栄養源になってしまいます。
カビの栄養源を絶つためにも汚れたものは保管しないようにしましょう。
また物をたくさん収納している場合は大変だとは思いますが、定期的に中身を出して拭き掃除するようにしてください。
その時に除菌スプレーやアルコールを吹きかけるようにすると、更にカビの繁殖を抑えられるのでお勧めです。
6-6.【シンク下】定期的に扉を開けて換気する
シンクの下は湿気がこもりやすいため、定期的に扉を開けて換気するようにしてください。
ただしキッチン全体の湿度が高いと、新たに取り込む空気も湿っぽくて、湿度が高い状態が続いてしまうことがあります。
そんな時には除湿剤を置いて湿気を取り除くようにしましょう。
もし家にあるもので除湿したいのであれば、瓶に重曹を入れて置いておくだけでも効果があります。
重曹は水を吸収しやすい性質があるので、除湿剤の代わりになります。
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6-7.【冷蔵庫】ドアを開けっぱなしにしない
カビは25℃前後の時に一番活発に動くため、寒い場所では繁殖速度が遅くなります。
冷蔵庫は基本的には2~5℃に保たれているので、本来であればカビの繁殖速度は遅いです。
しかしドアを開けっぱなしにすると、冷蔵庫に暖かい空気が入り込み温度が上がります。
そうなると通常よりもカビが繁殖しやすくなり、冷蔵庫の中の食材にカビが広がっていってしまうかもしれません。
冷蔵庫内を低温に保つためにも、極力ドアを開けっぱなしにしないように意識してください。
6-8.【冷蔵庫】中身を整理して汚れを拭き取る
冷蔵庫にたくさん食材が詰まっていると、中身が冷えにくくなったり、カビが生えているものや賞味期限切れのものにしばらく気付かないことがあります。
しかし常に中身を整理していれば、ダメになった食材に気付きやすいため、カビが発生する前に処分することができるでしょう。
また冷蔵庫は食べ物の汁や飲み物が零れてしまうこともあると思います。
汚れを放置したままにしていると、カビが繁殖するための栄養源になってしまいます。
零してしまった時はすぐに拭き取るようにして、カビの栄養源を絶つようにしてください。
また定期的に冷蔵庫内のトレーを洗ったり、除菌スプレーやアルコールで拭いたりして清潔に保つようにしてください。
7.まとめ
今回はキッチンにカビが発生した時の対処方法を中心に紹介してきました。
一括りにキッチンのカビ取りと言っても、場所によって使用できる液剤が異なります。
しかしカビ取りマイスターキットなら、シンク周りも冷蔵庫もシンク下の収納もすべて1つの液剤でカビ取りできます。
カビ取りマイスターキットは市販のカビ取り剤と違って、毒性の強い水酸化ナトリウムは含まれていない為、食品を扱うキッチンでも安心してご使用いただけるのでお勧めです。
シンクのカビ取り手順
①中性洗剤でシンクの汚れを除去する
②除カビ剤を吹きかけてしばらく放置する
③除カビ剤を水で洗い流す
④防カビ剤を吹きかける
⑤自然乾燥させる
冷蔵庫のカビ取り手順
①冷蔵庫の食材を取り出し、パーツを取り外す
②カビ以外の汚れを除去する
③除カビ剤を吹きかけてしばらく放置
④布巾で除カビ剤を拭き取る
⑤防カビ剤を吹きかける
⑥自然乾燥させる
シンク下のカビ取り手順
①雑巾で埃などを除去する
②除カビ剤を吹きかける
③ハケで除カビ剤を塗布してしばらく放置
④雑巾で除カビ剤を拭き取る
⑤防カビ剤を吹きかける
⑥自然乾燥させる
キッチンのカビ取りが終わったら、今度はカビが生えないようにカビ対策を行いましょう。
キッチンのカビを防ぐための8つの対策
①【シンク周り】使用後は水や油汚れを拭き取る
②【シンク周り】食べ残しや生ごみを放置しない
③【シンク周り】しっかりと換気する
④【シンク周り】キッチン用除菌スプレーを使用する
⑤【シンク下】汚れたものを保管しない
⑥【シンク下】定期的に扉を開けて換気する
⑦【冷蔵庫】ドアを開けっぱなしにしない
⑧【冷蔵庫】中身を整理して汚れを拭き取る
この記事によって、たくさんの方がキッチンのカビの悩みから解放されることを願っております。