大事な服を守りたい!クローゼットの正しいカビ取り方法と5つのカビ対策

「クローゼットの湿気が原因で、カビが生えてしまった。カビが服に移る前に除去したい」
「クローゼットのカビ取りをしたいけど、市販のカビ取り剤は使えるのだろうか」

クローゼットは物を出し入れする時以外は閉め切っていることが多く、湿気がこもりやすい場所です。

湿度が高い状態が続くとカビが生えやすくなるため、気付いたらクローゼットにびっしりカビが生えていた…となってもおかしくありません。

そしてクローゼットのカビの厄介な点としては、収納している物にもカビが移ってしまう恐れがあるということでしょう。

もしカビを放置して服にも移ってしまったら更にカビ取りが大変になり、場合によっては大事な服を処分することになるかもしれません。

そうならないためにも、クローゼットにカビが生えたら早急に対処する必要があります。

そこで今回は、クローゼットのカビ取り方法について解説したいと思います。

衣類にカビが移ってしまった時の対処方法やカビ対策方法も紹介するので、クローゼットのカビでお困りの方は是非最後までお読みください。

1.軽度のカビなら消毒用エタノールで除去する
   1-1.事前準備・注意事項
   1-2.カビ取り手順
2.頑固なカビはプロ用のカビ取り剤で除去する
   2-1.事前準備・注意事項
   2-2.カビ取り手順
3.自力でのカビ取りが難しいならカビ取り業者に依頼する
4.収納している衣類にもカビが移ってしまった場合は
   4-1.洗える衣類なら酸素系漂白剤で除去する
   4-2.洗えない衣類なら消毒用エタノールで除去する
   4-3.自宅でカビ取りが難しいならクリーニング業者に依頼する
5.クローゼットにカビが生える原因は「湿気」と「栄養源」
   5-1.閉め切っているため湿気がこもりやすい
   5-2.湿ったものを収納すると湿度が上がってしまう
   5-3.埃などカビの栄養源が溜まっている
6.クローゼットをカビから守るための5つの対策
   6-1.除湿剤を活用する
   6-2.こまめに開けて換気する
   6-3.物を詰め込みすぎない
   6-4.湿っている物や汚れている物は入れない
   6-5.定期的に掃除を行う
7.まとめ

1.軽度のカビなら消毒用エタノールで除去する

カビ取りの時に使う液剤といえば、お風呂場などで使用する塩素系カビ取り剤を思い浮かべる方が多いと思います。

しかしクローゼットのカビ取りでは塩素系カビ取り剤は使用できません。

まずカビは酸性なのでアルカリ性に弱いです。

そしてカビ取り剤は強アルカリ性なので、カビを除去しやすいものになっています。

しかし実は木材も酸性のため、アルカリ性に弱いのです。

そのため塩素系カビ取り剤を吹きかけると、木材を傷めてしまい、強度が落ちたり変色したりする恐れがあります。

また塩素系カビ取り剤には水酸化ナトリウムという毒性の強い成分が含まれています。

クローゼットのように水で洗い流せない場所で使用すると、その成分が残ってしまう危険があります。

もし身近にあるものでカビ取りしたいのであれば、消毒用エタノールを使用しましょう。

エタノールは中性なので木材を傷めずに済みますし、カビはアルコールに弱いため消毒用エタノールで死滅させることが可能です。

ただし消毒用エタノールには漂白効果がなく、揮発性も高いので、カビの種類や状態によっては完全に除去できないことがあります。

その場合は2.頑固なカビはプロ用のカビ取り剤で除去するを参考にしてカビ取りを行ってください。

1-1.事前準備・注意事項

用意するもの
・消毒用エタノール
・スプレーボトル(必要な場合)
・雑巾
・マスク
・ゴム手袋

カビの胞子を吸い込んだり、手が荒れたりするのを防ぐために、マスクとゴム手袋を身に付けて作業してください。

スプレータイプではない消毒用エタノールを使用する場合は、作業前にスプレーボトルに入れておきましょう。

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注意事項
・換気しながら作業を行う
・火気の近くで使用しない
・目立たない場所で試してから作業する

カビ取り作業中はカビの胞子が飛散しやすいので、換気しながら行いましょう。

エタノールは引火する恐れがあるため火の近くでは使用しないでください。

また、カビ取りする前に目立たない場所で試して、問題がなければ作業を行うようにしてください。

1-2.カビ取り手順

①消毒用エタノールを含ませた雑巾で埃などを除去する
②カビに消毒用エタノールを吹きかける
③雑巾で消毒用エタノールを拭き取って自然乾燥させる

①消毒用エタノールを含ませた雑巾で埃などを除去する
クローゼットに収納している物をすべて取り出してください。
たくさん埃が溜まっていると掃除機で吸い取りたくなると思いますが、カビの胞子を部屋中にばら撒く恐れがあるので、掃除機は使用しないでください。
雑巾に消毒用エタノールを吹きかけ、その雑巾を使って埃などの汚れを取り除くようにしましょう。

②カビに消毒用エタノールを吹きかける
カビが発生している箇所やその周辺に消毒用エタノールを吹きかけます。
浸透するまで10~15分ほど放置します。

③雑巾で消毒用エタノールを拭き取って自然乾燥させる
雑巾で消毒用エタノールを拭き取って、自然乾燥させてください。
完全に乾いたのを確認してからクローゼットに収納していた物を戻してください。

2.頑固なカビはプロ用のカビ取り剤で除去する

消毒用エタノールは揮発性が高いため、カビが死滅するに蒸発してしまうことがあります。

また消毒用エタノールには漂白効果はないので、発生したのが黒カビだった場合はカビの色素が残ってしまうでしょう。

そんなカビの時に使用していただきたいのが、カビ取りマイスターキットです。

カビ取りマイスターキットはカビ取り業者が使用している液剤を誰でも使用できるように改良した商品なので、カビの殺菌力が高いです。

また安全性を重視して開発された液剤なので、通常のカビ取り剤に含まれている水酸化ナトリウムなどの毒性の強い成分は含まれていません。

そのため、クローゼットのような水で洗い流せない場所でも安全にご使用いただけます。

そしてクローゼットは、収納している衣類にも移ってしまう恐れがあるため、何としてでもカビの再発を防ぎたい場所でしょう。

カビ取りマイスターキットの場合、防カビ剤もセットになっているので、カビの再発を更に防止することが可能です。

今回はカビ取りマイスターキットのライトキットを使用したカビ取り方法でご紹介します。

2-1.事前準備・注意事項

用意するもの
・カビ取りマイスターキット一式(除カビ剤、防カビ剤、ハケ、カップ)
・スプレーボトル×2
・雑巾
・マスク
・ゴム手袋
・ゴーグル
・長袖の服(色落ちしても問題ないもの)

万が一液剤が飛び散っても問題ないようにマスクやゴム手袋、ゴーグル、長袖の服を身に付けてください。

注意事項
・換気しながら作業を行う
・他の液剤と混合しない
・目立たないところで試してから作業を行う
・鉄部に除カビ剤が付着したら拭き取る

カビ取り作業中は換気を行い、他の液剤を混合するようなことはしないでください。

また除カビ剤には漂白効果があるため、まずは目立たないところで試して、問題がなければ全体に塗布するようにしましょう。

鉄部に除カビ剤が付着すると錆びる可能性があるので、付着した場合はしっかりと水拭きしてください。

2-2.カビ取り手順

①雑巾で埃などを除去する
②カビに除カビ剤を吹きかける
③気になるカビにハケで除カビ剤を塗布する
④雑巾で除カビ剤を拭き取る
⑤防カビ剤を吹きかけて自然乾燥させる

①雑巾で埃などを除去する
クローゼットに収納している物をすべて取り出してください。
たくさん埃が溜まっていると掃除機で吸い取りたくなると思いますが、カビの胞子を部屋中にばら撒く恐れがあるので、掃除機は使用しないでください。
硬く絞った雑巾でクローゼットに溜まった埃や汚れを取り除くようにしましょう。

②カビに除カビ剤を吹きかける
スプレーボトルに除カビ剤を注ぎ入れてください。
そしてクローゼットに除カビ剤を吹きかけましょう。
目視できるカビから50㎠~1㎡辺りまでカビの胞子が広がっている可能性があるので、カビだけでなくその周辺のカビ取りも忘れないようにしてください。

③気になるカビにハケで除カビ剤を塗布する
付属のカップに除カビ剤を入れて、ハケを使って除カビ剤を塗布していきます。
ハケは下から上に向かって動かすようにしましょう。
液剤が垂れてしまったら、跡が残らないように雑巾で拭いてください。
除カビ剤が浸透するまで10~30分ほど放置します。

④雑巾で除カビ剤を拭き取る
雑巾で除カビ剤を拭き取って、しばらく乾燥させてください。

⑤防カビ剤を吹きかけて自然乾燥させる
②とは別のスプレーボトルに防カビ剤を注ぎ入れてください。
そしてカビ取りした箇所に防カビ剤を吹きかけて、自然乾燥させます。
完全に乾いたのを確認してからクローゼットに収納していた物を戻してください。

3.自力でのカビ取りが難しいならカビ取り業者に依頼する

クローゼットの中は死角が多いため、カビの発生に気付くのが遅れてしまうことがよくあります。

もし発見した時にすでにカビが広範囲に渡っている場合は、個人でカビ取りできる限界を超えている可能性があります。

カビは少しでも残っていると再発する恐れがあるため、個人で対処するのが難しい場合は無理せずにカビ取り業者に依頼するようにしましょう。

カビ取りマイスターは、これまでに10000件以上のカビの現場の調査と5000件以上のカビ取り施工をしてきました。

その中には官公庁や上場企業、病院などのより高いレベルを求められる現場の経験もあります。

また、海外の国立大学と提携してカビ取り剤を自社開発し、液剤の独自性と施工方法が認められ世界初のカビ対策工法として特許取得もしております。

更に弊社はカビ取りだけでなく防カビにも力を入れているため、カビの再発率は3年で5%以下と、業界最高レベルの品質を提供しています。

クローゼットはカビが再発した時に大惨事になりやすい場所なので、徹底的にカビを死滅させて、防カビをする必要があります。

クローゼットに収納している衣類や思い出の品などを守るためにも、是非一度カビ取りマイスターまでご相談ください。

4.収納している衣類にもカビが移ってしまった場合は

クローゼットのカビの発見が遅れると、気付いた時にはすでに収納している衣類にもカビが移っているということが考えられます。

また、衣類にカビが発生して、それがクローゼットに移ってしまったというケースもあるでしょう。

どちらにしても衣類にカビが生えてしまったのなら、こちらもカビ取りしなければなりません。

衣類のカビ取りの方法としては以下の3つになるでしょう。

・漂白剤でカビ取りする
・消毒用エタノールでカビ取りする
・クリーニング業者に依頼する

4-1.洗える衣類なら酸素系漂白剤で除去する

タグを確認して、自宅での洗濯や漂白剤の使用が可能な衣類だった場合は、酸素系漂白剤で除去が可能です。

もし真っ白な衣類で塩素系漂白剤の使用が可能なものなら、酸素系漂白剤の代わりに塩素系漂白剤を使用しても構いません。

ただし色柄物で塩素系漂白剤を使用すると色落ちしてしまうので注意しましょう。

用意するもの
・酸素系漂白剤
・桶
・歯ブラシ
・マスク
・ゴム手袋

カビの胞子を吸い込んだり、手が荒れたりするのを防ぐために、マスクとゴム手袋を身に付けてください。

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①桶にぬるま湯と酸素系漂白剤を入れる
②歯ブラシで酸素系漂白剤を塗る
③桶に衣類を入れて1時間程放置する
④残っているカビを歯ブラシで除去する
⑤洗濯機ですすぎと脱水をしてから干す

①桶にぬるま湯と酸素系漂白剤を入れる
桶にぬるま湯を入れて、そこに酸素系漂白剤を溶かしてください。

②歯ブラシで酸素系漂白剤を塗る
衣類に発生しているのが黒カビだった場合、歯ブラシに酸素系漂白剤をつけてカビの部分に塗ってください。

③桶に衣類を入れて1時間程放置する
桶に衣類を入れてつけ置きします。
1時間程放置してください。

④残っているカビを歯ブラシで除去する
つけ置きだけでは落ちなかったカビは、歯ブラシを使って除去してください。

⑤洗濯機ですすぎと脱水をしてから干す
衣類を洗濯機に入れて、すすぎと脱水を行います。
もし手洗いのみ可能な衣類だった場合は、洗濯機を使用せずに手洗いしてください。
それから天日干しして、しっかりと乾かしてください。

4-2.洗えない衣類なら消毒用エタノールで除去する

洗えない衣類にカビが生えてしまった場合は、消毒用エタノールでカビを死滅させるという方法があります。

ただしエタノールには漂白効果がないためカビの跡が残ってしまったり、完全に死滅しない可能性もあります。

そのためこちらの方法は応急処置程度に考えていただき、基本的にはクリーニング業者などプロに任せることをおススメします。

用意するもの
・消毒用エタノール
・スプレーボトル(必要な場合)
・洋服ブラシ
・布
・マスク
・ゴム手袋

カビの胞子を吸い込んだり、手が荒れたりするのを防ぐために、マスクとゴム手袋を身に付けてください。

スプレータイプではない消毒用エタノールを使用する場合は、作業前にスプレーボトルに入れておきましょう。

エタノールは引火する恐れがあるため火の近くでは使用しないでください。

また、カビ取りする前に目立たない場所で試して、問題がなければ作業を行うようにしてください。

①ブラシで表面のカビを取り除く
②消毒用エタノールを吹きかけてしばらく放置する
③風通しの良い場所でしっかり乾かす

①ブラシで表面のカビを取り除く
衣類の表面に付着しているカビを、ブラシで払って除去してください。
ブラシで払う時にカビの胞子が飛び散るので、庭やベランダなどの屋外で行ってください。
そして使用後はブラシの除菌も忘れずに行いましょう。

②消毒用エタノールを吹きかけてしばらく放置する
カビやその周辺に消毒用エタノールを吹きかけて、10~15分ほど放置してください。

③風通しの良い場所でしっかり乾かす
布で消毒用エタノールを拭き取ります。
その時に擦るのではなく、ポンポンと軽く叩くようにしてください。
それから風通しの良い場所に干してしっかりと乾かして終了です。

4-3.自宅でカビ取りが難しいならクリーニング業者に依頼する

衣類に発生した黒カビはプロでも除去が難しいと言われるほど厄介なものです。

そのため自宅でカビ取りしても、完全に除去できずにカビの色素が残ってしまうことがあるでしょう。

また洗濯できない衣類にカビが発生した場合は、丸洗いできないので、カビが死滅せずに残ってしまうこともあります。

カビは少しでも残っていると再発する恐れがあるため、完全に死滅させることが重要です。

そこでおススメしたいのが、カビ取り専門クリーニングのハーツクリーニングです。

ハーツクリーニングでは医療機器の滅菌処理にも使われているエチレンオキサイドガス(EOG)を使用したガス滅菌を行っているため、しぶといと言われる真菌(カビの菌)や害虫の卵なども死滅させることが可能です。

また、国内外の要人が依頼するほど実績のある老舗のクリーニング店と提携しているため、他のクリーニング業者では断られてしまうような酷いカビでも除去できる可能性があります。

何としてでもカビ取りしたい大事な服やバッグ、靴などにカビが生えてしまった時は、是非ハーツクリーニングをご利用ください。

5.クローゼットにカビが生える原因は「湿気」と「栄養源」

カビは「水分(湿度)」「温度」「栄養源」「酸素」の4つの条件が揃っている場所に発生すると言われています。

ご存じの方も多いと思いますが、カビは湿度の高い場所を好みます。

温度は25~28℃が特に生育に適していますが、基本的には0~40℃であれば生育可能です。

また埃や虫の死骸、人間の皮脂など様々なものを栄養にして繁殖するため、掃除を怠っているような汚れた場所を好みます。

そしてクローゼットの場合、この4つの条件が揃いやすいのです。

5-1.閉め切っているため湿気がこもりやすい

出し入れする時以外は、基本的にクローゼットは閉め切っていて密閉状態です。

そのような場所には湿気がこもりやすいため、カビが生えやすくなります。

ちなみに湿気がこもりやすいクローゼットの特徴としては、北側の部屋など日当たりが悪く、ジメジメしている部屋にあるクローゼットです。

他にもお風呂場や洗面所の裏にあるクローゼットも、湿気の影響を受けやすく、カビが生えやすいでしょう。

そのようなクローゼットの場合は、意識して除湿しなければ高湿度の状態が続き、一気にカビが広がってしまう恐れがあるので注意が必要です。

5-2.湿ったものを収納すると湿度が上がってしまう

クローゼットには衣類や布団などをしまうことが多いと思います。

湿った物を乾かさずに入れると、クローゼット内の湿度を上げてカビが生えやすくなります。

考えられるケースとしては「洗濯物が完全に乾いていない」「雨や雪の日に着ていたコートが濡れている」などでしょう。

また起床後すぐの布団をクローゼットにしまうと、寝汗によって湿っていて、これもクローゼットの湿度を上昇させてしまう可能性があります。

5-3.埃などカビの栄養源が溜まっている

コートやジャンパーなどは滅多に洗ったりしないので、汚れが付着していることが多いでしょう。

それをクローゼットに戻すと、その汚れが落ちて溜まっていきます。

またたくさん物が収納されているクローゼットの場合、わざわざ全て出して掃除するのも大変なので、つい掃除の頻度が少なくなってしまいます。

そうなると埃などの汚れが蓄積していき、カビの栄養源がたっぷりある状態になってしまうのです。

6.クローゼットをカビから守るための5つの対策

5.クローゼットにカビが生える原因は「湿気」と「栄養源」でお伝えした通り、クローゼットはカビの発生条件が揃いやすい場所です。

そのため、いかにその条件を揃いにくくするかというのが重要になってきます。

クローゼットのカビ対策
・除湿剤を活用する
・こまめに開けて換気する
・物を詰め込みすぎない
・湿っている物や汚れている物は入れない
・定期的に掃除を行う

6-1.除湿剤を活用する

手っ取り早くクローゼットの湿気を取り除いてくれるのが除湿剤です。

湿気は下の方の四隅に溜まりやすいので、その辺りに置くことで効率よく湿気を吸い取ってくれます。

また除湿剤は湿気を吸い取ると水が溜まっていき、一定のところまでいくとそれ以上除湿してくれなくなります。

そのためこまめに除湿剤を確認して、必要であれば新しいものと交換するようにしてください。

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6-2.こまめに開けて換気する

閉め切っている空間には湿気がこもりやすいので、こまめにクローゼットを開けて換気するようにしてください。

できればカラッと晴れた日に行うか、エアコンなどで部屋を除湿しながら行うのがいいでしょう。

もし上手く空気が入れ替わらないということでしたら、クローゼットに向かってサーキュレーターや扇風機を回すと空気が循環しやすくなるのでおススメです。

6-3.物を詰め込みすぎない

クローゼットの中に物が詰めこまれていると、空気が循環しにくくなります。

そうなると湿気がこもりやすくなりますし、扉を開けて換気しても上手く湿気を逃がすことができません。

それを防ぐためにも、クローゼットの中に隙間を作るようにしましょう。

収納スペースが限られているという方は難しいと思いますが、不要なものは思い切って捨てて余裕をもたせるようにしてください。

6-4.湿っている物や汚れている物は入れない

基本的に衣類は洗濯して、完全に乾いたのを確認してからクローゼットに戻すようにしてください。

ただしコートやスーツ、学生服など頻繁に洗濯やクリーニングをしない衣類もあると思います。

1日着用した服には、埃や塵などの汚れが付着していたり、人間の汗が染み込んだりしているものです。

そのため何もせずに戻すとカビが好む湿気と栄養を両方与えることになるでしょう。

そこで着用後のコートなどは、クローゼットの外に掛けて湿気を飛ばし、洋服ブラシで汚れを払うようにしましょう。

これで汚れと湿気をクローゼットの中に持ち込まずに済みます。

6-5.定期的に掃除を行う

クローゼットの中はたくさんの物を収納しているため、どうしても掃除の頻度は少なくなってしまうものです。

しかし掃除を怠っていると、埃や虫の死骸、髪の毛などのカビの栄養源が蓄積していってしまいます。

これではカビが繁殖しやすくなってしまうので、定期的に掃除するようにしてください。

大変だとは思いますが、クローゼットの中を出して掃除機をかけたり、拭き掃除をしたりしましょう。

またカビはアルコールに弱いため、消毒用エタノールを吹きかけるのもいいでしょう。

そしてクローゼットの中がしっかり乾いているのを確認してから、収納しているものを戻すようにしてください。

7.まとめ

今回はクローゼットにカビが生えてしまった場合の対処方法について解説してきました。

塩素系カビ取り剤を使用すると木材を傷めてしまうので、クローゼットのカビ取りには使用しないでください。

すぐに手に入るものでカビ取りしたい場合は、消毒用エタノールを使用しましょう。

①消毒用エタノールを含ませた雑巾で埃などを除去する
②カビに消毒用エタノールを吹きかける
③雑巾で消毒用エタノールを拭き取って自然乾燥させる

しっかりカビ取りしたい場合は、プロ用のカビ取り剤であるカビ取りマイスターキットを使用することをおススメします。

①雑巾で埃などを除去する
②カビに除カビ剤を吹きかける
③気になるカビにハケで除カビ剤を塗布する
④雑巾で除カビ剤を拭き取る
⑤防カビ剤を吹きかけて自然乾燥させる

カビは少しでも残っていると再発する危険があります。

そのため、もし徹底的にカビ取りしたいということであれば、カビ取り業者に依頼するのがいいでしょう。

カビ取りマイスターは、これまでに10000件以上のカビの現場の調査と5000件以上のカビ取り施工をしてきました。

海外の国立大学と提携して自社開発したカビ取り剤を使用し、防カビにも力を入れているためカビの再発率は3年で5%以下と、業界最高レベルの品質です。

クローゼットのように絶対にカビを再発させたくない場所のカビ取りをしたいなら、是非カビ取りマイスターにご依頼ください。

そしてカビ取りが終わったら今後カビを再発させないように、日頃から対策を行いましょう。

クローゼットのカビ対策
・除湿剤を活用する
・こまめに開けて換気する
・物を詰め込みすぎない
・湿っている物や汚れている物は入れない
・定期的に掃除を行う

この記事によって、クローゼットのカビに困っている方の悩みが解決することを願っております。