市販のカビ取り剤と業者のカビ取り剤の違いとは
「お風呂にカビが生えたから、今すぐカビ取りしたい」
「カビ取り業者に頼むのは費用が掛かるから、自力で安くカビ取りしたい」
そんな時に便利なのが市販のカビ取り剤です。
ドラッグストアやホームセンターなどで、数百円から購入することができるので、今すぐカビ取りしたいという時に重宝していると思います。
また、最近はカビ取り剤にも種類が様々あり、範囲が広くても吹きかけやすいスプレータイプ、ゴムパッキンなど頑固なカビ取りに向いているジェルタイプなど、カビの発生場所によって使い分けることができます。
市販のカビ取り剤はとても便利ですが、カビ取りする場所やカビの範囲によっては市販のカビ取り剤では対処できないことがあります。
もし間違った方法でカビ取り剤を使うと、壁や家具などを傷めてしまったり、体調が悪くなってしまう恐れがあるので注意が必要です。
そこで今回は市販のカビ取り剤と実際にカビ取り業者使用しているプロ用のカビ取り剤の違いを紹介します。
カビ取り剤の知識を得ることは、正しいカビ取りができるようになりますし、個人で対処可能かどうか判断できるようにもなりますので、ぜひ最後までお読みください。
この記事でわかること |
・市販のカビ取り剤とプロ用のカビ取り剤の違い ・市販のカビ取り剤の正しい使い方 ・業者と同レベルのカビ取りを個人でする方法 |
1.市販のカビ取り剤とプロのカビ取り剤の違い
1-1.市販のカビ取り剤の特徴
1-2.プロのカビ取り剤の特徴
2.市販のカビ取り剤とプロのカビ取り剤のそれぞれの使い方
2-1.市販のカビ取り剤の使用に適した場所
2-2.プロのカビ取り剤の使用に適した場所
3.カビが悪化!?個人のカビ取りで失敗したケースとは
3-1.すぐにカビが再発した
3-2.壁紙が変色した
3-3.体調不良で救急搬送された
4.カビ取りマイスターキットなら業者と同レベルのカビ取りができる
5.まとめ
1.市販のカビ取り剤とプロのカビ取り剤の違い
市販のカビ取り剤とプロが使用しているカビ取り剤では成分が違います。
それにより使用できる場所や使用方法に違いが出てきますので、まずはそれぞれのカビ取り剤の特徴から見ていきましょう。
1-1.市販のカビ取り剤の特徴
市販のカビ取り剤の主成分は、次亜塩素酸ナトリウムと水酸化ナトリウムです。
次亜塩素酸ナトリウムは、カビを殺菌し漂白する効果があり、水酸化ナトリウムは強い洗浄効果があります。
カビをしっかり殺菌し除去するために入っている成分ですが、実は水酸化ナトリウムは毒性があり、皮膚に付着すると炎症を起こすことがあります。
また、塩素系カビ取り剤は酸性の物質と混ざると有毒な塩素ガスが発生する恐れもあります。
万が一大量に塩素ガスを吸い込んでしまうと死につながる危険もあるため、絶対に密室で作業しないでください。
換気を充分に行った状態で使用し、水酸化ナトリウムが残留しないように最後は水でしっかりと洗い流すようにしましょう。
ジョンソン カビキラー
出典:amazon
花王 カビハイター
出典:花王株式会社
1-2.プロのカビ取り剤の特徴
カビ取り業者によって使用する薬剤は様々ですが、弊社で取り扱っている独自開発の液剤は、水に分解できる次亜塩素酸を主成分に作られています。
また、毒性の強い水酸化ナトリウムは含まれていません。
そのため、最後に水を流すことが難しい壁や天井などでも使用することが可能です。
ご家族に小さいお子様やペット、ご高齢の方がいらっしゃるとカビ取り剤で健康被害が出るのではないかと心配する方も多いですが、弊社で使用しているカビ取り剤なら安心してご使用いただけます。
2.市販のカビ取り剤とプロのカビ取り剤のそれぞれの使い方
2-1.市販のカビ取り剤の使用に適した場所
市販のカビ取り剤は水酸化ナトリウムが含まれておりますので、カビ取り剤が残らないように最後に水で洗い流す必要があります。
そのため、お風呂やトイレ、シンクなどの水回りでのカビ取りに適しています。
また、ピンク色の酵母菌の除菌もできるので、お風呂やシンクの掃除にも役立ちます。
一方で水で流したり、水拭きすることができないような壁紙や家具などのカビ取りには向いていません。
ビニールクロスなどの壁紙は水拭きできるので使用することも可能ですが、壁一面にカビが広がっている場合はカビ取り剤をたくさん使用することになり、カビ取り剤の成分を大量に吸入する恐れがあります。
健康被害も考えられるので、1㎡を超えている場合は個人で行うのは難しいと考えた方がいいでしょう。
市販のカビ取り剤を使用するのは、小規模のカビで、最後に水で流せるような場所だけにしてください。
2-2.プロのカビ取り剤の使用に適した場所
プロが使用しているカビ取り剤は、万が一カビ取り剤の成分が残っても健康被害がないように安全性に気を付けて作られています。
そのため、壁や天井に生えたカビ、床や床下など広範囲のカビ取りにも利用できます。
もちろん市販のカビ取り剤と同様にお風呂やトイレなどの水回りのカビ取りにもおススメです。
3.カビが悪化!?個人のカビ取りで失敗したケースとは
カビの放置は絶対にしてはいけないことですが、頑張ってカビ取りしても間違ったやり方だと悪化させてしまうことがあります。
他にもトラブルに発展することもあるので、正しいカビ取りをする必要があります。
間違ったカビ取り
・換気しない
・マスク・ゴム手袋・ゴーグル・長袖の服を身に付けない
・個人でカビ取りできないレベルなのに自力でカビ取りする
この3つを守らなかったことで実際に悪化させたり、トラブルに発展したケースをご紹介します。
3-1.すぐにカビが再発した
壁紙の広範囲にカビが発生しているのに、市販のカビ取り剤で自力でカビ取りしていたケースです。
カビ取り剤でカビを除去しても、1週間ほどでカビが再発していました。
そこですぐにカビ取り業者に依頼すれば良かったのですが、「お金が掛かる」ということと「ここまで頑張ったのに今更業者に依頼するのは…」という思いから自力でカビ取りを続けていました。
しかしそのカビは壁紙の表面だけでなく壁紙の裏にも発生していたため、いくら表面のカビ取りをしても意味がありませんでした。
結局業者に依頼した時には、すでに壁紙の裏でもカビが広範囲に広がっていました。
早い段階で相談していればまだ範囲も狭かったためカビ取り費用も抑えられたかもしれませんし、これまでのカビ取り作業した時間を無駄にすることもなかったはずです。
3-2.壁紙が変色した
カビ取り剤には漂白効果があるため、壁などが色落ちしたり、変色することがあります。
色柄の壁紙にカビ取り剤を吹きかけたことで色落ちし、壁紙を張り替えることになってしまった方もいらっしゃいます。
カビ取り剤を使用する時は、目立たない場所に塗布して色落ちしないか事前に確認するようにしましょう。
それで個人では無理だと感じたら、プロに頼むようにしてください。
また、変色は壁紙だけでなく、カビ取りしている際に着ている服でも起こります。
万が一カビ取り剤が飛んできても問題ないように、色落ちしても大丈夫な長袖の服を着て作業してください。
3-3.体調不良で救急搬送された
換気せずにカビ取り剤を使用していたため、倒れて救急搬送されたというケースもあります。
市販のカビ取り剤も、換気をしっかりと行い正しい方法で使用すれば問題ありません。
しかし、密室で行った場合や、換気していても広範囲のカビ取りをするとそれだけ大量のカビ取り剤を使用する為、具合が悪くなることがあります。
他にも、天井などの目線より高い位置に生えたカビを除去していた時にカビ取り剤が体に垂れて、皮膚がただれたということもあります。
カビ取り剤はとても強力で、カビだけでなく人間にも悪影響があるものだと理解し、カビ取りする際はマスク・ゴム手袋・ゴーグル・長袖の服を着用して体を保護し、換気を必ず行うようにしてください。
そして範囲が広かったり、再発を繰り返しているなど、個人では難しい場合は早めにカビ取り業者に依頼しましょう。
4.カビ取りマイスターキットなら業者と同レベルのカビ取りができる
「市販のカビ取り剤では健康への影響が心配…。でもカビ取り費用を抑えたい」
そのように考えている方におススメなのがカビ取りマイスターキットです。
カビ取り業者の技術を手軽にできるように改良した商品なので、カビ取り業者と同レベルの液剤をすることができます。
安全性を徹底的に追及して開発したカビ取り剤ですので、ペットや小さいお子様、抵抗力の弱いご家族がいるご家庭でも安心してお使いいただけます。
また、カビ取り剤だけでなく、防カビ剤もセットなので、カビ取り後にカビの再発を防ぐことも可能です。
5.まとめ
今回は市販のカビ取り剤とプロが使用しているカビ取り剤の違いを紹介してきました。
お風呂やシンク、トイレなど流水で洗い流せる部分で、範囲が広くなければ市販のカビ取り剤でも十分効果的にカビの除去が可能です。
一方で最後に水拭きできないような壁や天井、家具など、すでに範囲が広がってしまっている場合は、健康面の影響を考慮してカビ取り業者に相談するようにしましょう。
カビを放置するとシックハウス症候群やアレルギー性鼻炎などの原因になることもあるので、健康に影響が出る前に対処するようにしてください。
また、業者と同レベルのカビ取り液剤を使用したい方は、独自開発液剤であるカビ取りマイスターキットもございます。
ぜひこちらのご使用もご検討ください。