綺麗な外観を取り戻したい!外壁のカビ取り方法を徹底解説

「真っ白な家に憧れて建てたけど、カビが目立って困っている」
「外壁の黒ずみが落ちない。もしかしてカビなのかも…」

外壁の汚れの有無によって、家の印象は大きく変わります。

せっかく家の中を綺麗に保っていても、汚れた外壁によって古くて汚い家だと思われてしまったら嫌ですよね。

外壁の汚れの原因としてはコケ、サビ、埃など様々ありますが、その中でも厄介なのがカビです。

カビは表面だけ落としても、隙間に残っているとそこから繁殖してしまうので、再発を繰り返すことがあるのです。

そこで今回、外壁にカビが発生してしまった時の正しいカビ取り方法を解説します。

これで完全にカビを除去することができれば、再発する確率を大幅に減らすことができます。

他にもカビが発生する原因や対策も紹介するので、是非参考にしてみてください。

この記事でわかること
・外壁のカビ取り方法
・外壁にカビが発生する原因
・外壁のカビを防ぐ方法

1.外壁にカビ発見!カビ取り前に注意しておくべきこと
   1-1.市販のカビ取り剤は使用しない
   1-2.高圧洗浄は外壁を傷める恐れがある
   1-3.外壁塗装する場合は必ずカビを除去してから
2.外壁のカビ取り方法
   2-1.外壁のカビ取りにはカビ取りマイスターキット
   2-2.事前準備
   2-3.カビ取り手順
   2-4.防カビ手順
3.外壁にカビが発生する原因とは
   3-1.日当たりや風通しが悪い
   3-2.田んぼや川から近い
   3-3.周囲に植物がある
   3-4.築年数が古い
   3-5.凸凹のある外壁
4.外壁のカビを防ぐ3つの方法
   4-1.日当たりや風通しを良くする
   4-2.汚れを放置しない
   4-3.防カビの施工や塗装をする
5.再発を繰り返すならプロに依頼する
6.まとめ

1.外壁にカビ発見!カビ取り前に注意しておくべきこと

外壁にカビを見つけたら、酷くなる前に対処することが重要です。

しかし、いくらすぐに対処しても、間違った方法でカビ取りをすれば悪化する可能性があります。

まずは何をしてはいけないのか知ることから始めましょう。

1-1.市販のカビ取り剤は使用しない

カビを除去するための液剤として真っ先に思い浮かぶのは「カビキラー」や「カビハイター」などの市販のカビ取り剤だと思います。

お風呂などで使用しているカビ取り剤は、塩素系漂白剤とも呼ばれていて、非常に強力な液剤です。

外壁に使用すると、塗装が剥がれたり、変色したりする恐れがあります。

外壁を傷めてしまうとカビが再発した時に細かい隙間に入り込んで除去しにくくなったり、外壁の寿命を縮めることにも繋がってしまいます。

市販のカビ取り剤は、外壁のカビ取りでは極力使用しないようにしましょう。

1-2.高圧洗浄は外壁を傷める恐れがある

広範囲の汚れを除去できる高圧洗浄機はとても便利なものです。

しかしこれも市販のカビ取り剤と同様に外壁を傷める恐れがあります。

外壁に強い力がかかるため、カビなどの汚れと同時に塗装が剥がれるかもしれません。

高圧洗浄機を使用する際は、古い外壁や破損がある部分には噴射しないようにしたり、水圧に気を付けるようにしたり、細心の注意が必要です。

また高圧洗浄機以外でも、スポンジなどで強く擦ると外壁を傷つける恐れがあります。

優しく擦ってカビを取り除くようにするなど、強く擦ることは控えてください。

1-3.外壁塗装する場合は必ずカビを除去してから

「外壁が汚くなってきたからそろそろ外壁塗装しよう」と思っている方、ちょっと待ってください。

外壁塗装すること自体は建物の寿命を延ばすことができるのでとても良いのですが、もしカビが残った状態のまま塗装すると、カビを悪化させてしまう恐れがあります。

塗装すればカビが見えなくなって綺麗になったと感じますが、実はカビは塗装の下でも生き続けます。

しかも塗料を栄養にして繁殖を続けるため、塗装の下で広がっていき、次第に表面にも表れるようになるでしょう。

気付いた時には広範囲に広がっていて、更に塗装を剥がさないとカビが完全に除去できない状態になっているため、当初よりもカビ取り費用も時間もかかってしまいます。

カビの上から塗装することは悪化させるだけなので、絶対にやめてください。

2.外壁のカビ取り方法

それでは外壁のカビ取り方法について解説していきます。

ただし、以下の項目に当てはまる場合は、自力でカビ取りするのではなく、業者に依頼することをおススメします。

□カビの範囲が広い
□高い位置にカビが発生している
□カビの再発を繰り返している

範囲の目安としては1㎡程度で、それを超えていると個人でのカビ取りは難しいでしょう。

もし業者に依頼する場合は5.再発を繰り返すならプロに依頼するで解説するので参考にしてみてください。

2-1.外壁のカビ取りにはカビ取りマイスターキット

外壁のカビ取り方法の記事を探すと、中性洗剤を使用する方法が紹介されていることが多いです。

しかし、実は中性洗剤にカビを死滅させる効果はありません。

では、なぜ中性洗剤を使ったカビ取り方法が紹介されているのでしょうか。

それは、市販のカビ取り剤では外壁が傷むため、応急処置として中性洗剤を使うしかないからです。

そのためカビを除去しても完全に死滅せず、再発を繰り返すことがあります。

これでは何度もカビ取りをする羽目になり、時間とお金を費やすだけです。

そんな無限ループから抜け出したいのであれば、カビ取りマイスターキットを使用してカビ取りしてみましょう。

カビ取りマイスターキットとは、カビ取り業者が使用している液剤を誰でも手軽に使用できるように改良された商品です。

市販のカビ取り剤とは成分が違うため、外壁のカビ取りでも使用できます。

このキットの中には防カビ剤も含まれていて、401種類のカビ菌に有効であることが証明されています。

今回はこのカビ取りマイスターキットを使用したカビ取り方法をご紹介します。

2-2.事前準備

カビ取りを行う前に必要なものを揃えましょう。

身に付けるもの
・マスク
・ゴム手袋
・ゴーグル
・長袖の服(色落ちしても問題ないもの)

カビ取り剤が飛び散ることがあるので、上記のものを身に付けて作業してください。

また、除カビ剤には漂白作用があるため、長袖の服は色落ちしても問題ないものを着用するようにしましょう。

必要なもの
・カビ取りマイスターのライトキット(除カビ剤・防カビ剤・ハケ・カップ)
・スプレーボトル×2
・雑巾
・養生シート(必要であれば)
・養生テープ(必要であれば)
・脚立(高い箇所のカビ取りをする場合)

今回は費用を抑えるためにカビ取りマイスターのライトキットを使用した方法でご紹介します。

もしスタンダードキットを使用する場合は、噴霧器がセットに含まれているためスプレーボトルを用意する必要はありません。

またスタンダードキットは防毒マスクや保護メガネもセットなので、マスクやゴーグルの代わりに身に付けることをおススメします。

注意事項

他の液剤と混合しない
目立たないところで試してから作業を行う

除カビ剤や防カビ剤は、他の液剤と混ぜないでください。

また、除カビ剤には漂白効果があり、色落ちする恐れがあります。

まずは目立たない場所で試して、問題なければカビ取り作業するようにしましょう。

鉄に付着すると錆びることがあるため、除カビ剤が付着した際は水拭きしてください。

2-3.カビ取り手順

準備ができたらカビ取り作業に入っていきます。

カビ取りは以下の流れて行うようにしましょう。

①スプレーボトルに除カビ剤を入れて噴霧する
②ハケで除カビ剤を塗る
③10~30分放置する
④雑巾で除カビ剤を拭き取る

①スプレーボトルに除カビ剤を入れて噴霧する

スプレーボトルに除カビ剤を入れて、壁全体に噴霧してください。

②ハケで除カビ剤を塗る

カビが気になる部分はハケを使って塗っていきます。
カップに除カビ剤を入れ、ハケを使って液剤を塗布します。
ハケは下から上に向かって動かすようにしましょう。
液剤が垂れてしまったら、跡が残らないように雑巾で拭いてください。

③10~30分放置する

除カビ剤が浸透するまで10~30分ほど放置します。

④雑巾で除カビ剤を拭き取る

雑巾で除カビ剤を拭き取ります。
拭き取った後は自然乾燥させてください。

2-4.防カビ手順

カビ取りが終わったら、そのまま防カビを行います。

スプレーボトルは除カビ剤を入れたものとは別のものを用意してください。

スプレーボトルが1つしか用意できない場合はしっかりと水洗いしてから、防カビ剤を入れるようにしましょう。

①スプレーボトルに防カビ剤を入れて噴霧する
②自然乾燥する

①スプレーボトルに防カビ剤を入れて噴霧する

スプレーボトルに防カビ剤を入れて、カビ取りした箇所に噴霧してください。
防カビ剤は噴霧だけで十分ですので、ハケで塗る作業は不要です。

②自然乾燥する

そのまま自然乾燥して終了です。

3.外壁にカビが発生する原因とは

「周りの家の外壁はいつも綺麗なのに、なんで我が家はこんなにカビが生えやすいの?」と感じている方もいるでしょう。

外壁にカビが発生しやすい家の場合、立地や外壁の種類に原因があるかもしれません。

その理由を詳しく説明する前に、まずはカビが発生する原因から解説します。

カビが発生するのは4つの条件が揃った時と言われています。

  • 湿度
  • 温度
  • カビの栄養源
  • 酸素

湿度が70%以上、温度が20~30℃、塵や埃や虫の死骸などカビの栄養源、そして酸素がある状態の時が特に繁殖しやすいです。

梅雨などの雨が多くて暑い時期は、その条件が揃いやすくなっています。

そして建物や場所によって、更にカビが繁殖しやすくなります。

3-1.日当たりや風通しが悪い

周囲に高い建物があったり、隣家との距離が近い場合、日当たりや風通しが悪いことがあります。

カビは水気の多い場所に発生しやすい性質のため、濡れたらすぐに乾燥させることが大事です。

日当たりの良い場所なら太陽光で乾きやすく、風通しの良い場所なら湿気がこもりにくいので、雨が降っても止めばすぐに乾くでしょう。

しかし日当たりや風通しの悪い場所だと、濡れた状態が続くのでジメジメしていて、カビが繁殖しやすくなります。

また紫外線は殺菌効果があるため、カビは太陽光に当たると死滅します。

しかし日当たりが悪い場所ではその効果も期待できないのです。

3-2.田んぼや川から近い

田んぼや川、沼地などが自宅の近くにあると、その湿気の影響を受けやすく、湿度が高くなります。

このような環境にある家は外壁に限らず、家の中でも湿度が上がりやすくなります。

ただ家の中であれば除湿機などを使用することで湿気対策ができますが、外壁の場合はその対策もできないので難しいところです。

3-3.周囲に植物がある

土壌には多くのカビが生息し、土壌形態系の食物連鎖や物質循環に大きな役割を持っています。

土壌の中で繁殖したカビの胞子が植物に移り、更に風に乗って家の外壁に付着するということがあります。

また植物を成長させるために、肥料を与えたり、水をあげたりすると思います。

しかし湿った土は湿気の原因になりますし、肥料は植物だけでなくカビにとっても栄養分になります。

植物に囲まれた家はとても素敵ですが、カビが外壁に付着しやすい環境になってしまうのです。

3-4.築年数が古い

築年数が古い建物で、外壁塗装もしばらく行っていない場合、塗装が剥がれていたり、ヒビが入っていることがあります。

その小さな隙間にカビが入り込んでしまうと、除去しにくくなり、カビ取りしても完全に死滅しないことがあります。

すると残ったカビから繁殖していき、再発を繰り返していくのです。

外壁塗装の耐用年数は、一般的に短いもので5年程度、長いもので20年程度です。

また、高圧洗浄をしたり、強く擦ったりしていると、耐用年数よりも短くなっている恐れもあります。

すでに外壁を保護する効果が弱まっているようでしたら、外壁塗装することをおススメします。

3-5.凸凹のある外壁

塗装が剥がれていたりすると、その隙間にカビが発生しやすいのですが、凹凸のある外壁でも同じようなことが起こる可能性があります。

塵や埃などの汚れは、へこんでいる部分に溜まりやすいものです。

また雨が降った後などは、表面はすぐに乾いても、へんでいる部分に溜まった水は蒸発しにくい傾向にあります。

カビの胞子がへこんだ部分に付着した時、水とカビの栄養になる汚れが溜まっているとそれを栄養にしてカビは繁殖していくのです。

4.外壁のカビを防ぐ3つの方法

室内と違い、外壁の場合は除湿したり、温度を調整することができません。

梅雨などの高温多湿の時期は、影響をそのまま受けるため完全にカビを防ぐことは難しいものです。

しかし、それでもカビの発生確率を下げることはできますので、その方法を紹介していきます。

4-1.日当たりや風通しを良くする

暖かい時期に雨が降るとカビが発生しやすい環境になってしまうのは避けられません。

しかし雨が止んだ後に、早く乾かすことでカビの発生を抑えることは可能です。

乾きやすくするためには、やはり日当たりをよくすることと風通しを良くすることです。

隣の家との距離が近いなどは変えることはできませんが、カビが発生しやすい場所に樹木を植えない、外壁に面した場所に物を置かないなど工夫することはできます。

雨上がりに乾きにくい場所を把握し、その周りだけでも風通しを良くしたりするようにしましょう。

4-2.汚れを放置しない

外壁は周囲の影響を受けやすいため、風によって塵や砂埃が付着して汚れたりします。

その汚れを放置していると、カビの胞子がそこに付着し、そこから繁殖していきます。

そうならないようにするためにも、汚れを見つけたらこまめに除去するようにしましょう。

カビが発生する前でしたら中性洗剤でも十分に汚れを落とすことができます。

汚れを落とそうと強く擦ると外壁に傷がついてしまうので、スポンジで優しく擦って取り除くようにしましょう。

4-3.防カビの施工や塗装をする

外壁は天候の影響をそのまま受けるため、対策をとるにも限界があります。

やはりカビを防ぐために一番良いのは業者に防カビの施工をしてもらうことです。

カビを完全に死滅させた後に防カビ剤を塗布してもらえば、外壁にカビが付着しにくくなり、カビの発生や繁殖を抑えられます。

また近いうちに外壁塗装をする予定があるようでしたら、防カビ塗料を選ぶようにするのもいいでしょう。

以前は人体に悪影響を及ぼす成分が含まれていることもありましたが、現在では人体に影響のない抗菌剤が使用されていることがほとんどです。

どちらも業者に頼むことになり費用は掛かりますが、効果的なのでおススメです。

5.再発を繰り返すならプロに依頼する

もしカビ取りをしても再発を繰り返してしまうということでしたら、一度カビ取り業者に依頼した方がいいでしょう。

理由としては、再発を繰り返すということは、カビ取りの際に完全に除去できていない可能性があるからです。

細かい傷の奥にカビが入り込んでいると除去が難しく、残ってしまうことがあります。

また、以前にも塗装したことがある場合は、塗装の下にカビが残っていてそこから繁殖して表面に現れていることも考えられます。

その場合は塗装を剥がして除去しなければいけないため、自力でカビ取りすることはほぼ不可能です。

まずは何故再発するのか原因を知ることが大事です。

きちんとプロに調査してもらい、完全にカビを除去してもらいましょう。

せっかくプロに施工してもらうなら、知識や経験が豊富で技術力の高い良いカビ取り業者に依頼したいと思います。

良いカビ取り業者とは以下の項目に当てはまる業者のことです。

□施工件数が多く、実績がある
□カビの知識が豊富
□カビ取り後に再発防止のアドバイスをくれる
□数値などを用いて分かりやすく説明してくれる
□カビ取り剤にこだわっている
□防カビにも力を入れている
□依頼したらすぐに対応してくれる
□明朗会計である

カビ取りマイスターは、個人住宅から官公庁・上場企業まで5000件以上のカビ取りの施工実績があります。

また、海外の大学と提携して開発した独自の液剤を使用し、カビの再発率も3年で5%以下と業界最高レベルの品質です。

自宅の中のカビは除湿したり、掃除することである程度対策を取ることができますが、外壁のカビは対策をするにも限界があります。

カビを防ぐためには完全にカビを死滅させて、防カビをすることが一番です。

もし外壁のカビにお悩みでしたら、一度弊社までご相談ください。

6.まとめ

今回は外壁のカビ取り方法を中心に解説してきました。

外観が綺麗な家は築年数が古くても新しく見えますし、清潔感があって良い印象を与えます。

まずはカビを発生させないように対策をとるようにしてください。

  • 日当たりや風通しを良くする
  • 汚れを放置しない
  • 防カビの施工や塗装をする

それでもカビが発生してしまったら、すぐにカビ取りを行いましょう。

自力で行うのであれば、カビ取りマイスターキットを使用することをおススメします。

カビ取り業者が使用している液剤を誰でも手軽に使用できるように改良した商品ですので、業者と同レベルの液剤でカビ取りができます。

また防カビ剤もセットになっているため、カビが発生しやすい環境でもカビを防ぐことが可能です。

もしすでに再発を繰り返していたり、カビの範囲が広くて自分では手に負えない状況でしたら、カビ取り業者に依頼するようにしましょう。

カビ取りマイスターではこれまでにたくさんの外壁のカビ取りを行ってきました。

カビの発生原因を追究し、正しいカビ取りと防カビをすることでカビの再発を防ぎます。

外壁のカビの悩みから解放されたいということでしたら、是非カビ取りマイスターまでご相談ください。

この記事によって、一人でも多くの方が外壁のカビの悩みから解放されることを願っています。