【プロが教える!】カビが発生しやすい間取りや部屋の特徴&住宅のカビ対策

「自宅にカビが発生しやすくて困っている…」
「最近引っ越したらカビが生えるようになった。もしかして間取りが悪いのかも…?」

カビは家庭内でよく見られる問題の1つなので、悩まれている方がたくさんいらっしゃるでしょう。
カビは単に見た目の問題だけではなく、私たちの健康にも悪影響を及ぼす恐れがあります。

またカビが広範囲に渡って発生した場合は、高額なカビ取り費用やリフォーム費用が掛かることもあるため、家計を苦しめてしまうかもしれません。

そうならないようにするためにも、家の中でカビが育ちやすい条件をしっかり理解し、それに対して適切な予防措置を取ることが重要です。

この記事では、カビが生えやすい間取りや部屋の特徴、カビやすい住宅のカビ対策について解説します。
カビが発生してしまった時の対処方法についても紹介するので、是非最後までお読みください。

この記事でわかること
・カビが発生しやすい間取りや部屋の特徴
・日常的なカビ対策
・建築時や引っ越し時に役立つカビ対策
・住宅のカビ取り方法

1.自宅にカビが発生することで起こる問題とは
   1-1.健康被害
   1-2.余計な出費
   1-3.住環境の悪化
2.カビが発生しやすい間取り&部屋の特徴
   2-1.換気がしにくい部屋
   2-2.日当たりが悪い部屋
   2-3.水回りに近い部屋
   2-4.狭くて通気性が悪い部屋
   2-5.結露しやすい部屋
3.住宅のカビを防ぐための対策【生活編】
   3-1.湿度管理をする
   3-2.こまめに換気する
   3-3.湿度が上昇することを控える
   3-4.窓や壁の結露を防ぐ
   3-5.通気性の良い家具の配置にする
   3-6.こまめに掃除する
   3-7.不要なものを処分する
4.住宅のカビを防ぐための対策【建築編】
   4-1.自然の光と風が十分に入る間取り
   4-2.部屋間の適切な空気の流れを確保
   4-3.水回りとの分離と換気の最適化
   4-4.高断熱の窓ガラスで窓の結露を防ぐ
   4-5.高品質の断熱材で壁の結露を防ぐ
   4-6.防カビ塗料や防カビ剤の使用
5.カビが発生した時の対処方法
   5-1.塩素系カビ取り剤を使用したカビ取り
   5-2.消毒用エタノールを使用したカビ取り
   5-3.プロレベルのカビ取り剤を使用したカビ取り
6.自力でのカビ取りが難しい場合はカビ取りマイスターに相談
7.まとめ

1.自宅にカビが発生することで起こる問題とは

自宅にカビが発生すると、見栄えが悪くて不快な気持ちになる方が多いでしょう。

しかしカビの発生はそれだけではなく、重大な問題を引き起こす恐れがあります。

1-1.健康被害

自宅内にカビが発生していると、健康に悪影響を与える可能性があります。

健康被害としては呼吸器に関連する問題が特に多く、肺炎や喘息を引き起こしたり、既存の症状を悪化させることがあります。
また、カビはアレルギー反応を引き起こすこともあり、鼻水、くしゃみ、目のかゆみや皮膚の発疹などが起こることもあります。

免疫力が低い人は、これらの問題がより深刻になることがあるため、カビの問題にはすぐに対処することが大切なのです。

1-2.余計な出費

カビの発生により、家のリフォームやカビ取り施工に費用がかかることがあります。
業者に依頼すれば、安くても数万円、高ければ数百万円ほどかかることもあるため、これだけの高額の出費は家計に多大な影響を及ぼします。

また、カビが家具や衣類などに付着してそれらを傷めた場合は、修理や買い替えにさらになる費用が発生するでしょう。

1-3.住環境の悪化

カビが発生すると、自宅の住環境が様々な面で悪化します。

まず、カビは独特の不快な臭いを発するため、空気が汚れて不快な気分になるでしょう。
これらの影響は、家で過ごす時間の質を低下させ、生活の快適さを著しく減少させるかもしれません。

また、壁や天井、家具にカビが生えると、黒や緑の斑点や変色が生じ、家の美観が著しく損なわれます。
湿気やカビの影響で建材が傷んでしまうと、建物の老朽化にも繋がるので注意が必要です。

2.カビが発生しやすい間取り&部屋の特徴

続いて、カビが発生しやすい間取りや部屋の特徴について詳しく解説します。

もしこれから住宅を建築したりリフォームしたりする場合は、これから紹介する部屋はできるだけ避けるようにしましょう。
また、引っ越しをお考えの場合も、紹介する内容に当てはまる部屋は借りないようにするのが賢明です。

2-1.換気がしにくい部屋

納戸のように窓がなかったり、ワンルームの部屋で窓が少なかったりすると、換気が不十分になりがちです。
そのような部屋では、空気の循環が悪く、湿気がこもりやすくなります。

カビは高湿度の環境を好むため、そのような部屋はカビの発生リスクが高くなるのです。

2-2.日当たりが悪い部屋

日光が不足する部屋では、カビが繁殖するための条件が整いやすくなります。
特に北向きの部屋や、周囲の建物によって日光が遮られる部屋は、日光が直接届かず、湿気が蒸発しにくい状況となります。

また、カビは紫外線に弱いため、日光は自然な消毒剤として機能し、カビの成長を抑制します。
しかし日当たりが悪い部屋だと、それが不足するため、カビが発生しやすくなるのです。

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2-3.水回りに近い部屋

水回りに近い部屋は湿度が高い傾向にあります。
例えば、浴室やキッチン、洗面所の近くの部屋です。

ドアの開け閉めによって湿気が流れ込んだりするため、注意が必要です。

2-4.狭くて通気性が悪い部屋

クローゼットや物置などの狭い空間では、空気の流れが制限されます。
特に滅多に開け閉めしないところだと長期間湿気がこもったままになりやすいため、更に湿気が溜まってしまうでしょう。

2-5.結露しやすい部屋

窓や外壁の断熱性が不足している部屋では、冷暖房時に結露が生じやすくなります。
特に冬場に室内を暖めた際、冷たい窓ガラスに室内の暖かい湿気が触れて結露が生じます。
この結露によって生じる水分が、カビの繁殖を促進してしまうのです。

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3.住宅のカビを防ぐための対策【生活編】

今お住まいの家が2.カビが発生しやすい間取り&部屋の特徴に当てはまるものが多かった場合、カビのリスクが高い部屋と言えます。

そのような部屋はカビ対策をしなければカビが発生しやすいため、以下のことを意識して行うことをおススメします。

  • 湿度管理をする
  • こまめに換気する
  • 湿度が上昇することを控える
  • 窓や壁の結露を防ぐ
  • 通気性の良い家具の配置にする
  • こまめに掃除する
  • 不要なものを処分する

3-1.湿度管理をする

室内の湿度を常に適切なレベルに保つことは、カビ対策の基本です。
特に湿度が高くなりがちな梅雨時期や夏場には、エアコンの除湿機能や除湿機を活用し、湿度を40%から60%に保ってください。

湿度が高くなりがちなキッチンやバスルームは特に注意が必要です。
これらの場所での湿度コントロールを徹底しましょう。

また押入れやクローゼット、引き出しの中などは除湿機を活用して、湿気を吸い取るようにすることをおススメします。

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3-2.こまめに換気する

日々換気をすることで、新鮮な空気を室内に取り込み、カビの発生を防ぎます。

天気の良い日は、積極的に窓を開けて空気の流れを作りましょう。
料理やお風呂の使用後など、室内の湿度が特に高くなる時には、すぐに換気を行って湿気を溜め込まないようにしましょう。

また、空気清浄機を置くと室内の空気を綺麗にしてくれるので、こちらもおススメです。

3-3.湿度が上昇することを控える

冬場に加湿器を使用する方も多いと思いますが、その周辺は湿気が多くなり、カビのリスクが高まるので注意してください。

また、洗濯物を室内干しすると、多くの湿気を発生させます。
可能であれば屋外で干すか、乾燥機を利用して湿気の発生を抑制しましょう。
もしご自宅にそのようなものがなくて、どうしても部屋干ししなければいけない時は、風通しの良い場所で除湿しながら行うようにしてください。

3-4.窓や壁の結露を防ぐ

冬場には室内の暖かい空気と冷たい窓ガラスとの接触によって結露が生じやすくなります。

濡れた時はすぐに拭き取るようにしてください。
こまめに拭き取れないという場合は、結露防止シートを貼るのもいいでしょう。

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また壁が結露してしまった場合は、壁の内部を拭き取ることはできないので、扇風機やサーキュレーターなどを壁に向けて回して、乾燥させるようにしてください。

そしてできれば後ほど4.住宅のカビを防ぐための対策【建築編】で紹介する内容を参考にして、断熱材を入れるなど結露が発生しにくい構造にしましょう。

3-5.通気性の良い家具の配置にする

家具の配置は室内の空気の流れに大きく影響します。
家具を壁から少し離して配置することで、空気の循環を促進し、家具の裏や壁のカビの発生を防ぐことができます。
また、ベッドやソファなど脚付きのものにすると、更に空気の流れを作ることができるのでお勧めです。

キッチンや浴室、洗面所など湿気が多い場所では、木製品など吸湿性が高い素材は控えた方がいいでしょう。

3-6.こまめに掃除する

カビの発生を抑制するためには、定期的な掃除が非常に効果的です。

特に湿気が多い浴室やキッチンは、カビの発生源となりやすいため、頻繁に掃除するようにしてください。
使い終わった後に飛び散った水を拭き取ったりするだけでもカビの抑制になるので、こまめな掃除を習慣化させましょう。

また、部屋などもこまめに掃除機やフローリングワイパーで埃を取るようにしてください。

3-7.不要なものを処分する

家の中が散らかっていると空気の流れを妨げ、湿気が溜まりやすくなる原因をつくります。
そのため不要な物を定期的に処分して、部屋をすっきりさせましょう。

また、衣類や新聞、雑誌などは特に湿気を吸収しやすいため、使っていないものはできるだけ処分してください。

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4.住宅のカビを防ぐための対策【建築編】

日々カビ対策を行ったとしても、やはり限界はあります。
そのため、新しく住宅を建築したり、リフォームする予定の方や、引っ越し先を探そうとしている方は、そもそもカビが発生しにくい住宅にするのがいいでしょう。

4-1.自然の光と風が十分に入る間取り

できるだけ室内に自然光と風が十分に入るような間取りを目指しましょう。
自然光はカビの成長を抑制する効果があり、良好な通風は室内の湿気を減少させます。

例えば、大きな窓や複数の窓を配置することで、日光が十分に入り、空気も循環しやすくなります。
天窓を付けたりすると、北側など日当たりが悪い部屋でもしっかりと日光が入るようになるのでお勧めです。

4-2.部屋間の適切な空気の流れを確保

各部屋間で空気がスムーズに流れるように、ドアの位置や開き方、通路などを工夫するようにしましょう。
開放的な間取りにすることで、通気性の良くなって湿気がこもりにくくなります。

4-3.水回りとの分離と換気の最適化

キッチンや浴室、洗面所などの水回りは湿気が多くなりがちなので、これらのエリアを他のリビングスペースから適切に分離しましょう。

これらのエリアには十分な換気設備を設け、湿気が他の部屋に広がらないようにします。
強力な排気ファンや窓の配置を工夫することで、これらのエリアの湿気を効果的に外に排出できます。

4-4.高断熱の窓ガラスで窓の結露を防ぐ

窓は室内の温暖な空気と外部の冷たい空気が接触しやすい箇所であるため、結露が生じやすい場所です。

そこで二重窓や断熱ガラスなどの断熱性能の高い窓を選ぶことで、室内と外部の気温差による結露を減少させることができます。
また、窓の断熱改善により、冬場の暖房効率も向上し、エネルギーコストの削減にもつながります。

4-5.高品質の断熱材で壁の結露を防ぐ

結露するのは窓だけではありません。
断熱材が入っていなかったり、効果的でなかった場合、外気に冷やされて壁が結露することがあります。
しかも壁は内部結露といって、壁の内部で結露が発生しているケースもあるため、気付かないこともよくあります。

それを防ぐためにも、高品質の断熱材を使用するようにしましょう。
これにより、壁や天井に結露を発生しにくくすることができます。

4-6.防カビ塗料や防カビ剤の使用

壁や天井、水回りなどに防カビ性の高い塗料や壁紙をすることで、カビの発生を抑制することが可能です。

また、カビ取り業者に依頼して防カビコーティングをしてもらうという方法もあります。
カビが発生してから防カビしてもカビが除去できるわけではないため、入居前などカビが発生する前に行うことをおススメします。

5.カビが発生した時の対処方法

すでにカビが発生している場合は早急に対処することが大事です。
場所によって使用できるカビ取り剤も変わってくるので、それぞれのやり方を紹介します。

5-1.塩素系カビ取り剤を使用したカビ取り

まずはカビキラーやカビハイターなどの塩素系カビ取り剤を使用した場合のカビ取り方法です。
こちらは使用後にしっかりと水で洗い流す必要があるため、浴室や洗面台など水回りで使用するようにしましょう。

事前準備

用意するもの
・塩素系カビ取り剤
・中性洗剤
・スポンジ
・雑巾
・マスク
・ゴム手袋
・ゴーグル
・長袖の服(色落ちしても問題ないもの)

カビ取り剤には危険な成分が含まれているため、マスク、ゴム手袋、ゴーグル、長袖の服を身に付けて、皮膚や目などを保護して作業してください。

注意事項
・酸性タイプの製品と混ぜない
・必ず換気して行う
。体を保護しながら作業する

塩素系カビ取り剤と酸性タイプの製品が混ざると、塩素ガスが発生する恐れがあるため、別の液剤と混ぜないでください。
そして必ず換気して、体を保護しながら作業しましょう。

カビ取り手順

①中性洗剤で汚れを除去する
②カビ取り剤を吹きかける
③カビ取り剤を水で洗い流す

①中性洗剤で汚れを除去する
水垢などがある場合、中性洗剤とスポンジで落とした後、濡れている箇所を雑巾で拭き取ってください。

②カビ取り剤を吹きかける
カビが発生している部分とその周辺に塩素系カビ取り剤を吹きかけてください。
10~15分ほど放置します。

③カビ取り剤を水で洗い流す
カビ取り剤が残らないようにしっかりと水で洗い流してください。
それから雑巾で水気を拭き取って終了です。

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5-2.消毒用エタノールを使用したカビ取り

壁や家具など水で洗い流せない場所では、5-1.塩素系カビ取り剤を使用したカビ取りで解説した塩素系カビ取り剤は使用できません。

ドラッグストアやホームセンターなど身近で購入できるものでカビ取りしたいなら、消毒用エタノールを使用しましょう。
ただし、エタノールに漂白効果はないため、カビの色素は除去できないので注意してください。

事前準備

用意するもの
・消毒用エタノール
・スプレーボトル(必要な場合)
・雑巾
・マスク
・ゴム手袋

カビの胞子を吸い込んだり、手が荒れたりするのを防ぐために、マスクとゴム手袋を身に付けて作業してください。

注意事項
・換気しながら作業を行う
・火気の近くで使用しない
・目立たない場所で試してから作業する

カビ取り作業中はカビの胞子が飛散しやすいので、換気しながら行いましょう。
エタノールは引火する恐れがあるため火の近くでは使用しないでください。
全体をカビ取りする前に目立たない場所で試して、問題がなければ作業を行うようにしてください。

カビ取り手順

①消毒用エタノールを含ませた雑巾で拭き取る
②消毒用エタノールを吹きかける
③雑巾で消毒用エタノールを拭き取る

①消毒用エタノールを含ませた雑巾で拭き取る
スプレータイプではない消毒用エタノールの場合は、スプレーボトルに注ぎ入れましょう。
雑巾に消毒用エタノールを吹きかけ、その雑巾を使って埃などの汚れを取り除いてください。

②消毒用エタノールを吹きかける
カビが発生している箇所やその周辺に消毒用エタノールを吹きかけます。
浸透するまで10~15分ほど放置します。

③雑巾で消毒用エタノールを拭き取る
雑巾で消毒用エタノールを拭き取ったあと、しっかりと乾燥させてください。

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5-3.プロレベルのカビ取り剤を使用したカビ取り

「しっかりとカビ取りと防カビを行いたいけど、カビ取り業者に依頼するのは予算が…」ということであれば、カビ取りマイスターキットの使用をおススメします。

カビ取りマイスターキットはカビ取り業者が使用している液剤を誰でも使用できるように改良した商品なので、カビの殺菌力が高くなっています。

また、安全性を十分に考慮して開発した液剤なので、塩素系カビ取り剤のような毒性の強い成分は含まれていません。
そのため、壁や家具など水で洗い流せない場所でも安全にご使用いただけます。

キットの中には防カビ剤も含まれているため、カビ取りだけでなく再発も防げます。

事前準備

用意するもの
・カビ取りマイスターキット一式(除カビ剤、防カビ剤、ハケ、カップ)
・スプレーボトル×2
・雑巾
・マスク
・ゴム手袋
・ゴーグル
・長袖の服(色落ちしても問題ないもの)

万が一液剤が飛び散っても問題ないように、ゴーグルやマスク、ゴム手袋、長袖の服を身に付けて作業しましょう。

注意事項
換気しながら作業を行う
他の液剤と混合しない
目立たないところで試してから作業を行う
鉄部に除カビ剤が付着したら拭き取る

カビ取り作業中は換気を行い、他の液剤を混合するようなことはしないでください。
除カビ剤には漂白効果があるため、まずは目立たないところで試して、問題がなければ全体に塗布するようにしましょう。
また、鉄部に除カビ剤が付着すると錆びる可能性があるので、付着した場合はしっかりと水拭きしてください。

カビ取り手順

①雑巾で埃などを除去する
②カビに除カビ剤を吹きかける
③気になるカビにハケで除カビ剤を塗布する
④雑巾で除カビ剤を拭き取る
⑤防カビ剤を吹きかけて自然乾燥させる

①雑巾で埃などを除去する
カビ取り場所に埃などが溜まっているようなら、硬く絞った雑巾で取り除き、しっかりと乾燥させましょう。

②カビに除カビ剤を吹きかける
空のスプレーボトルに除カビ剤を注ぎ入れてください。
それからカビが発生している部分に除カビ剤を吹きかけます。
カビは胞子を飛ばして繁殖するため、目視できるカビから50㎠~1㎡くらいまで吹きかけてください。

③気になるカビにハケで除カビ剤を塗布する
気になるカビはハケで除カビ剤を塗布してください。
付属のカップに除カビ剤を入れて、ハケを下から上に向かって動かすようにしましょう。
液剤が垂れてしまったら、跡が残らないように雑巾で拭いてください。
除カビ剤が浸透するまで10~30分ほど放置します。

④雑巾で除カビ剤を拭き取る
雑巾で除カビ剤を拭き取って、しばらく乾燥させてください。

⑤防カビ剤を吹きかけて自然乾燥させる
②とは別のスプレーボトルに防カビ剤を注ぎ入れてください。
カビ取りした箇所に防カビ剤を吹きかけて、しっかり乾燥させましょう。

■関連記事■市販のカビ取り剤と業者のカビ取り剤の違いとは

6.自力でのカビ取りが難しい場合はカビ取りマイスターに相談

カビの問題に直面した際、部分的な除去では再発のリスクが残ります。
特に広範囲に渡るカビの場合、個人での対応では根本的な解決が難しいことがあります。
そのような状況では、カビ取り業者などのプロに依頼した方がいいでしょう。

カビ取りマイスターは、10000件以上のカビ現場調査と5000件件以上の施工実績があり、その中には官公庁や上場企業、病院など大規模な施工経験も多数あります。

また、海外の国立大学と提携して開発した最先端のカビ取り剤を使用し、カビ防止にも力を入れています。
その結果、3年以内のカビ再発率を5%以下に抑える業界トップクラスの品質を実現いたしました。

カビ取りマイスターでは、お客様が安心して快適に暮らせる住環境の提供を目指しています。
カビに関するお悩みがあれば、ぜひ一度弊社までご相談ください。
プロフェッショナルな視点で、カビの問題を根本から解決へと導きます。

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7.まとめ

今回はカビが発生しやすい間取りや部屋の特徴について解説しました。

カビは住宅の快適性と健康に直接影響を与えるため、その発生を防ぐことは非常に重要です。
特に換気が不十分な部屋、日照が少ないエリア、湿気が多い場所では、カビが発生しやすい環境が形成されがちです。

しかし、適切な間取りの設計、効果的な換気、湿度の管理、そして定期的な清掃といった基本的な対策を講じることで、カビの問題を大幅に軽減することが可能です。
また、防カビ塗料や防カビ剤の使用、高品質の断熱材の利用などの予防策も有効でしょう。

それでもカビが発生してしまった時には速やかにカビを除去したり、カビ取り業者に相談したりしてください。
この記事が、皆さまのより健康的で心地よい住まい作りのお役に立つことができたら幸いです。